見出し画像

#020 南海トラフ地震臨時情報のよくある質問3選

皆さんおはようございます。9月20日 金曜日
本日も防災士の恵理​がお届けします。
本日もきてくださりありがとうございます。
本日は【南海トラフ地震臨時情報のよくある質問】についてお話します。

Q.規制や罰則はあるの?
A.ありません。
「南海トラフ地震が発生する可能性が普段よりも相対的に高まっている」というお知らせです。
会社やお店が営業しても、休業しても、罰則や保証はありません。(個人も同様)

Q.これは「地震予知」ですか?
A.「地震予知」ではありません。
そもそも地震予知はできないと気象庁や日本地震学会が発表しています。
「地震予知」には下記の3つの要件が揃うことが定義とされています。
「いつ」「どこで」「どの程度の」地震が起こるかを予想することは難しいとされています。

Q.1週間経ったら大丈夫ですよね?
A.1週間待てば地震のリスクが減る、地震が起こる可能性がなくなるという数字ではありません。
この「1週間」と言う期間に科学的根拠はありません。
今回は「巨大地震注意」が発表されたのち1週間で「調査終了」になりました。
この1週間という数字が、地震への警戒を続けられるのが
最大1週間程度だろうという心理的な数字から設定されています。


この情報をどう活用するかというと
各自で考え、各自の判断で備えることが重要
となってきます。

例えば巨大地震‘注意’の場合は
・津波がくるエリアの方や、避難に時間がかかる方はあらかじめ避難しておく。
・家庭の備えを見直す。
・いつもよりちょっと気にして生活する。
などが挙げられます。

ちょっと気にした生活とは?
☑︎夏場以外でも飲料水を持ち歩く。
☑︎お菓子や軽食を持ち歩く。
☑︎靴は履き慣れたスニーカーを履く。
☑︎バッグは両手が空くリュックにする。
☑︎トイレは常にいく。
と言ったことを心に留めておいてくださいね。

今後30年以内に発生する地震発生確率は
南海トラフ地震70〜80%
首都直下地震約70%
と発表されています。

特に「南海トラフ地震」が発生した場合被害の範囲が非常に広く、
被災地はもちろん東北や北海道など直接の被害がないとされる場所でも影響が大きいです。

南海トラフ地震の対象外にお住まいの方も他人事にはせず、備えていきましょう。

本日は以上となります。最後までお読みくださりありがとうございました。

防災は日々の積み重ね、また明日もお待ちしております!

音声で聞きたい方はこちら👇
stand.fm
https://stand.fm/episodes/66e8e7d7e841aa98195aa86b


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?