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病気と思考【振り返り⑨】退院後の蜂窩織炎と最愛の母が天国へ

2016年12月下旬、3ヶ月の検査&治療のための入院を終えて、退院しました。

その1ヶ月半後、朝から39.2℃の発熱、肘や膝の関節が腫れて痛みがありました。。。

(もしかしたらインフルエンザ?)と思い、病院へ電話し、主治医の先生に症状を伝えると「すぐに来てください」と言われたので、病院へと向かいました。

当時はコロナの流行もなく…でしたが、インフルの可能性のある私は、隔離部屋に通され…先生が診察に来てくれるのを待ちました。

少し待つと主治医の先生が来てくれて、インフルの検査、そして採血。。。

するとインフルは陰性だったのですが、CRPがかなりな高値で、皮膚科へ回され…なんと蜂窩織炎と判明しました。

東大病院は、他科との連携が素晴らしく良いので、アレナイの先生と皮膚科の先生との情報共有や連携のおかげで、蜂窩織炎との診断に至り、そのまま入院することになりました。

膝や肘がパンパンに腫れていたので、自分でもびっくりしましたが、免疫抑制剤を飲んでいたため、抵抗力が落ちていたようです。

数日間、点滴をし、すっかり熱も下がり、腫れや痛みもなくなり、1週間後に退院しました。

この1週間の入院中、母が私の大好きなシャインマスカットを持ってお見舞いに来てくれました♡

その母が2ヶ月後に天国へ行ってしまうなんて全く想像できなかったのですが、肺に水がたまりかかけていて大変な身体でお見舞いに来てくれてありがとう♡と改めて感謝の気持ちでいっぱいです♡

父はいつも仕事が忙しく、海外赴任をしていたりとほぼ母に育ててもらった感じなので、母の存在は私にとって大きすぎて、最初は母の死を受け入れられず、泣いてばかりいました。

母は甲状腺がん→乳がん→子宮がん肉腫と3つものがんに侵されました。

母は私が産まれる前の大学生の時、NHK教育テレビにも出ていたそうです。娘の私が言うのも…ですが、気品があって優しくて綺麗な母でした♡

料理も上手、家事全般何でも器用にこなし、自分のことより子供を優先…そんな母をみて、私は母みたいな母親になれるのだろうか?と悩んだこともあったほどです。

ニューヨークから帰国する時の飛行機の中で知り合った主人は、何となく母に似た安心感があり、とっても優しく、もの知りで頭の良い人です。

そんな主人と結婚して、私の病気も快方に向かっていくのを見届けて安心したから天国へ行っちゃったのかな?なーんて思ったり、とはいえ精神的に母に頼っていた私は母を失ってから、心の支柱が無くなったような心にポッカリ穴が空いたような気持ちで日々を過ごしていました。

つづく→








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