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とうらぶ思い出話

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思い出すことなど
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好きだったグッズの話

グッズはまめに集めるほうではないが、ほしいと思ったらなるべく買うようにしている。ゲームではあまり課金していないので、せめてグッズは買ってお金を落としておこうという感じである。 ひとつがplusOrengeから発売された「印傳のような紙のブックカバー」である。紙に刀剣男士の紋が印伝風の盛り上がる加工で印刷されている。印傳(新字体では印伝)とは、鹿の皮に漆で模様をつける伝統技法である。 キャラクターグッズらしからぬ、渋いデザインで好きだった。へし切長谷部のものを2枚所持していたが

近侍曲の話

近侍曲とは、有り体に言えば刀剣男士のテーマ曲である。 近侍曲はインストゥルメンタル曲、つまり歌詞のない曲である。人間のコーラスが入る曲もあるが、意味のある言葉は出てこないスキャットだ。刀剣男士は一切歌唱しない。 しかしことばのない曲が与える印象について深く理解している作曲だと思う。 刀剣乱舞は和風世界観なので、三味線や尺八、太鼓など和風の楽器が使われている。しかし曲調はジャズからロック、ワルツなどさまざまである。 楽器にはキャラクターを反映されている。博多藤四郎の曲には硬貨が

シール集めの話

刀剣乱舞にはシール集め、または「パン祭り」というイベントがある。 「パン祭り」というのは審神者による俗称である。「シールを集めて刀剣男士を引き換える」というところが「ヤマザキ春のパン祭り」に似ていることからそう呼ばれている。 そのキャンペーンの期間中、ログインボーナスとしてシールがもらえる。それを規定数集めると刀剣男士と交換することができるのだ。 刀剣乱舞ではデータ上のレアリティと入手難易度が違い、普通にプレイしていても手に入りにくい刀は多い。刀剣乱舞が「どんな刀もいつか手に

刀剣乱舞の同人グッズの話

二次創作ガイドラインの話は刀剣乱舞の話をする上で欠かせない。正確には刀剣乱舞のガイドラインではなく、ニトロプラスの作品全体のガイドラインだ。 ニトロプラスのガイドラインに従う限りは合法である。その寛容さは他ジャンルの人にとっては特異かもしれない。 ニトロプラスは同人グッズについても認めている。キャラクタービジネスをやる会社は同人グッズの製作を禁止していることも多い。海賊版と見分けがつかないし、公式の利益を減らす可能性があるからだ。 しかし刀剣乱舞はグッズで稼いでいるにもかかわ

日本刀に全然詳しくない話

私は日本刀に詳しくない。本当に詳しくない。「刀剣乱舞のおかげで日本刀に興味が持てました!」という展開を期待していた人はごめん。 そもそも私は日本より海外の文化を学ぶ方が好きで、大学時代は西洋の文化に傾倒していたため、日本文化の知識が少ない。刀剣乱舞の刀の所有者がどうこうという話も全然ついていけていない。高校時代は世界史選択だったし。高校日本史の内容を知ったのも最近家庭教師のトライのYouTube日本史講座を見てからである。 一応作中に出てくる情報程度の知識はあるのだが、そこを

散歩機能の話

散歩機能とは、刀剣乱舞ONLINEにおけるミニゲームである。 自宅や外出先でピンを刺すとポイントが貰え、そのポイントに応じて御伴撮影のスタンプやアイテムがもらえる。1日にもらえる散歩ピンは2本だが、何かの報酬としてもらえるピンもある。それを使うと1日3本以上ピンを刺すことも可能だ。マメにピンを刺していくほどもらえるポイントは増える。 とりあえず自宅にピンを刺しておくだけでもポイントが発生するため、ログインボーナスにミニゲーム性を付与したような機能だ。 スマートフォンの位置情

大般若長光についての話

刀剣乱舞に基本的に恋愛要素はない。むろん、主に好意的な刀剣男士や他の男士に重い感情を持っている者もいる。しかしその関係が恋愛と明言されることはない。「女性向けゲームであるが、乙女ゲームでもBLゲームでもない」というのが刀剣乱舞の特徴的なところである。 しかし、大般若長光は唯一と言っていい「審神者を口説く刀」である。 これは私が妄想で言っているのではない。公式サイトに設定が書いてある。 また、大般若長光自身も「趣味か、そうだなあ……みたいなのを、口説くことかな」と本丸ボイスで発

南海太郎朝尊という刀について

南海太郎朝尊という刀剣男士がいる。 刀剣男士は皆男前なのだが、その中でも変わったキャラクターデザインだ。癖毛は中途半端な長さで、眼鏡の中には三白眼があり、和洋折衷の姿をしている。特に目つきは悪く、いかにもうさんくさい。 が、ストーリーではもっとうさんくさい刀である。 状況的に必要だったとはいえ、敵である遡行軍の残骸罠を作っている。ちなみに肥前忠広の反応を見る限り、刀剣男士にとってもこの行為はおかしいらしい。 南海太郎朝尊は、マスに止まって敵を撃破するたびに罠を作ってくれる。ゲ

花丸映画好きだったなあ

映画の花丸三部作は好きだった。毎回映画館に見に行った。この三部作は、雪月花の名の通り、雪と月と花という話に分割されている。その頃は特命調査(刀剣乱舞のイベントの一種)の文久土佐編にハマっていたので。雪編は2回見に行っていた。 刀剣乱舞花丸のあらすじをざっくり説明すると、新撰組の沖田総司の刀である大和守安定が、その相棒の加州清光とともに本丸で起こる騒がしいできごとを体験する話である。 大和守安定が主人公であるものの、基本はオールキャラほのぼのコメディである。 花丸はとにかく登場

根平糖というアイテムの謎

ゲームにはいろいろなお役立ちアイテムがある。世界観に深みを出させるもののあれば、逆にちぐはぐな印象を与えるものもある。 刀剣乱舞には「根平糖」というアイテムがある。誤字ではない。あえてこういう表記になっているのだ。 「根平糖」は刀剣男士の経験値を上昇させるアイテムだ。 この根平糖、報酬でもらえるので普通にプレイしていてもかなりの量が貯まる。そうすると、根平糖だけで刀剣男士の練度(レベル)を上限に達させるさせることができるのだ。 私は上限まで根平糖を与えたことはないが、錬度1

とうらぶのコラボ缶チューハイの話

下戸の家系なので、お酒は苦手だ。家族にもお酒をよく飲む人はいない。体質なのだろうなと思う。 刀剣乱舞のチューハイが出たときはお酒を飲んでいた。2022年に発売された、へし切長谷部のデザインのものである。他にも鶴丸国永や三日月宗近のものもあった。同じシリーズでグラスが発売されている。これでチューハイを飲めと言うことらしい。一番最後に発売されたのは加州清光と山姥切国広のもののようだ。 このチューハイは缶のデザインが素晴らしく、キャラクターの模様やパーツなど、刀剣乱舞っぽいモチーフ

ブラウザ版の思い出

刀剣乱舞はブラウザ版しかなかったころから遊んでいる。そのため、周回はブラウザで行っていた。2016年にスマホ版が出ても、しばらくはブラウザで周回を行っていた。当時はお金がなかったのでスマートフォンのスペックを上げるという選択肢もなかったし。それに刀剣乱舞がFLASHで作られていたころはブラウザとスマホでUIが違ったのだ。 なぜ別のUIにしてしまったのか……かというとファンの視点ではわからないことが多い。刀剣乱舞が発表された2015年はAdobe Flash playerがサポ

刀剣男士と写真を撮る機能について

スマートフォン版刀剣乱舞には、御伴機能というものが存在する。スマートフォンの刀剣男士の立ち絵とともに写真撮影ができる機能である。各種スタンプも用意され、「誉」や「疲労」している風に見せることもできる。撮った写真はスマートフォンないに保存される。 スマートフォンのカメラを利用するため、ブラウザ版にはこの機能がない。御伴散歩と並んで、スマホアプリ独自の機能である。 日常と刀剣男士を合成できる楽しい機能であるのだが、実際に撮影してみると案外難しい。ゲームのイラストの縮尺と現実の縮尺

昼ご飯のときのとうらぶ周回

す前にも言ったように、私は不真面目な審神者なので周回はまめにしていない。 最近は自動行軍の登場によってましになったが、刀剣乱舞はゲーム要素が薄く、戦略性がない。同じマップをひたすら回ることでアイテムや報酬を得ていく。ソーシャルゲームでは同じマップをひたすら回ったり、同じ戦闘を何度も繰り返すのを「周回」と呼ぶ。 そもそも刀剣乱舞自体が周回を前提に作られたシステムのため、違うアプリとしてリブートでもしない限りシステムは変わらなさそうではある。 私がよく回るのは江戸城マップと、大阪