かみひとえ
紙一重
カミヒトエ
かみひとえな話を。
久しぶりに行った銀行の窓口で、怒りまくる人を見ました。
思わずドッキリ?と思ったくらい。
何度も言わすな
個人情報やろが
ニヤニヤするな
(笑顔で対応は鉄則やのにね)
気分悪い、かわれ~
私、けっこうな額の振り込みで、間違えてはいけないと力入ってたんですよね。
ここに暗証番号をというわけで、ピッポッパ、と、いや間違えた、違う、いや、隣、怖いし、ガタガタ、指震えかけました。
見上げた先にある銀行員さんの申し訳なさそな顔と、その向こう側でざわつく偉いさん方がいっせいに凍りつく様子がまるで銀行強盗さながらな感じでビビりました、私も。
それでもなんとか四桁の数字を入れ、滞りなく振り込み完了。
駐車券も忘れずに判を押してもらい、心はダッシュですが平然な行動を装い、静かに帰り支度をしました。
チラリ。
怖いものみたさもあり。
チラッ。
さっきは真横でしたが真後ろにまわりその方を観察。(ごめんなさい)
私と同じ黒のベストを着ています。
(私はロング)
おなじ中年婦人。
髪の毛はストレートボブ。
黒メガネ。
マスクはブルー。
やたら派手な靴下をはいています。
その組み合わせはちゃうやろと思いつつ。
(失礼しました)
なにがあったんだろう。
なんでこんなに怒ったのだろう、ではなく。
この人の今までの人生になにがあったんだろう、そう思いました。
今までなら、こんな人にはなりたくないと思うだけだったのですが、今は私もそうなるかもしれないと思うからです。
みんな紙一重。
いいも悪いも、かみひとえ。
私も、明日ぶちギレているかもしれません。
さてさて。
用事帰りのお楽しみは、最近オープンしたドーナツ屋さんに寄ることでした。
ハチミツ、白味噌、黒糖、チョコレート、甘酒を選んでお持ち帰り。
ミスドとはまた違う美味しさにパクパク。
一個じゃ足りなくて黒糖まで手を伸ばす始末。
食いしん坊でよかったかも~と、ムシャムシャ思いながら。
追記
帰りの駐車場で怒りまくる方と鉢合わせ。
モタモタするな~と言われそうなので、そっと丁寧にお見送りしました。