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批評とは? ①:点と点を線で結ぶ

批評とはなにか? 

ボクなりの応えは「点と点を線で結ぶこと」となります。

無数の星が広がる夜空。その点と点を線で結んで絵を作ると星座ができる。ボクの批評に対するイメージはこれです。

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これはさそり座。たしかにそう見える。節足動物らしい関節のニュアンス、フラットな目配置がさそりを想像させますねぇ〜。

じゃあこれは? 

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これは、ちょっとあまりに抽象度が……というか、未完成すぎないか…?というものもあります。

ちなみにこれはおひつじ座。柵越しに見える羊にみえなくもない……のか……。

ただおひつじ座の羊は、ただのメーメーいってる羊ではなくて、黄金色の毛が生える空を飛ぶ羊らしい。

「まじかよ、それは想像できなかったよ(しまむら)」

じゃあこれは?

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こいぬ座らしい。

いや子犬なめんなし。

犬好きとして、先人たちに太字でツッコませていただきました。

ちなみにこのこいぬはギリシア神話に出てくる狩人アクタイオンとやらの猟犬の子供犬らしい。すっごい細かい人物まで星座になってるんですね〜! 

いったんまとめ

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とまあ、こんなちょっと強引かな〜っていう星座もあるわけですが、散りばめられた星と星を結んで浮かび上がる絵(星座)には、物語が付随しているんですね。

星座が先にあったのか、物語が先にあったのか。というのはわからないんですけど、無数の点に線を結ぶということで「絵と物語」が生まれるわけですね。

この星々の点を社会事象に置き換えたとしたらどうでしょう?

こうして生まれる新しい絵を、そして物語(言葉)を、ボクは批評だと思います。

長くなりそうなので一旦ここまでにして、次回は批評の主体性(storyとnarrative)ということをまとめたいと思います。

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