行動を阻むもの
何かに挑戦してみたい。
そんな気持ちが芽生えても、私にはできそうにないとか、いろんな理由をつけて、行動を阻むものがあります。
人生で今日が一番若い日だと、頭ではわかっていても、年齢を重ねていくうちになかなか踏み出せなくなったり、行動に移せないことがたくさんあります。
その行動を阻むものとは、一体何なのでしょう。
私は好きなことにはできるだけ挑戦してみたり、一人でもどんどん出かけていって、様々な経験を積むことはあまり苦にはならない方でした。
ですから、興味があれば、行動を躊躇する前に、知的好奇心の方が勝ってしまうので、いつも考える前に行動していることの方が多かったと思います。
あとは、小さい頃から、
『明日死んでも後悔しないように生きよう』
という気持ちが強く、
何かをするか、しないかで迷ったら、
『明日死んだら、これをしなかったことをきっと後悔する』
という気持ちが強くありました。
その背景には、まだとても小さい頃に大好きな祖父が急に亡くなって、それまで当然ながら、人が亡くなる経験をしていなかったので、大きな衝撃を受けたということからです。
寿命は誰にも分らないですし、年齢も関係なく、誰にでも平等にあると知り、私もいつかは亡くなる日が来るだろうとわかりました。
その時に、後悔はしたくないと思ったのです。
そのおかげか、若干追い立てられるように生きてきてしまいましたが(笑)したいことを先延ばししないようにしたり、行動することにも躊躇しなくなりました。
仕事だけではなく、家族や友人、周囲の人へのメッセージも、中には恥ずかしいとか、言いたくないという内容もありますが、
私が思っている気持ちを、『いつか』言おうではなく、その時思ったことを素直に伝えるようにもしています。
ですので、果報は寝て待てではありませんが、待ちの姿勢では我慢が出来なくて、自らどんどん行動してしまい、焦っちゃったなーみたいな結果になることもあるのですが、してしまった後悔は不思議とありません。
もし、何も行動をせずにいたら、しなかった後悔はとても強く残ったでしょうね。
行動を阻むとき、人はいろんなことを考え過ぎてしまっているのかなと思います。
あれのせいで、これがあるから、私には出来ないよと。
行動する理由を考えるのではなくて、行動出来ない条件をたくさん挙げて、条件がこんなにそろっているのだから、出来ないのは仕方がないでしょうと、自分を納得させているのかもしれません。
なぜ、出来ない理由を挙げて納得させているかというと、行動するのが怖いとか、不安や心配の気持ちの方が強いからです。
何かに挑戦するときに、不安や恐怖がない人はいないでしょう。
行動できない人は、出来ない条件を探す方が上手いのかもしれません。
いろんなことに臆病になってしまって、もしかしたらできる力があるかもしれないのに、そんな自分を信じることが出来ていない時、行動は阻まれてしまいます。
どんどん行動ができるようになるためには、一度気持ちを子供の頃に戻して、素直な気持ちになってみるのもいいのではないかと思います。
なぜ子供の頃の気持ちに戻るかというと、子供の頃は、出来ないことが多いからです。
何も出来ないところから、繰り返し繰り返し、たくさん失敗したり、練習したり、そうするうちに、自然とできるようになることが増えていきます。
行動というのは、文字通り、実行に移すことが行動なのであって、成功することではないということです。
ですから、それが成功しようが失敗しようが結果は関係なく、ただ実行することであるということを改めて考えないといけません。
結果はどうでもよく、とにかく実行に移すことが行動なのだとわかれば、動き出すためのハードルはとても低くなります。
また、行動に移せていない時、私たちは動くのが怖いのではなく、
『実は失敗することをひどく恐れている』
ということにも気が付くはずです。
失敗を恐れているということは、私は努力なしで何でもできると思っているとか、今まで失敗を人からひどく責められた経験もあるかもしれません。
ですから、初めてのことはできなくて当たり前。
だから何度も何度も失敗したり、間違えることもたくさんある。
そうやって、繰り返していくうちにいつかできるようになるだろう。
あとは、失敗は決して恥ずかしいことではない。
そんな風にゆったり構えていれば、失敗を恐れることもなくなるでしょう。
考える前に行動は速く、その後はゆったり構える。
そうしていくうちに、次第に自信がついてきて、何事に対しても物怖じせずに挑戦できるようになったり、出来ないこともあきらめずに繰り返せるようになるでしょう。
いかがでしょうか。
人生は長いようで短い。
後悔しない人生を送りたいものです。
今日もお読みいただきありがとうございます!
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