自己投資
最近、ある資格の勉強を始めました。
今まで学んだことと180度違うのですが、今はその新たな学びをとても楽しんでいます。
世の中にはたくさんの投資があります。
そもそも投資とは、一体なんでしょう。
それは、今後に期待できる企業や人に対してお金を預け、将来的に預けた金額以上のリターンを目指すことです。
これを読んでいる人も、いろんな投資をしている人もおられるでしょう。
私も投資をしています。
それは自己投資です。
自己投資しようと思ってしていたのではありませんが、結果として投資になっていったことが多くあります。
これを読んでいる方も、興味だけではなく、必要に迫られて学んだことが結果的に、血となり肉となり、技術やスキル、知識を積み上げておられるでしょう。
自己投資は、履歴書に書ける資格ばかりではありません。
例えば、人当たりが良く、人間関係を円滑にできる能力があるとか、好きなことを追求した結果、その道の専門家になったり、独立して仕事ができるようになるとか、家事や育児も、この世の中に無駄なものはありません。
365日×○○年分積み上げた投資は、いつどこで大きなリターン、豊かさをもたらしてくれるかわかりません。
資格がなければ…と思うかもしれませんが、そんなことは全くないのです。
例えば、私には何もないと思っても、今まで培ってきた経験があるはずです。
その経験を見た時に、自分では取るに足らないものと思っても、もしかしたら世界のどこかで、それを必要としている人がいるかもしれません。
また、何気なく言った一言が、相手を勇気づけたり、励ましたり、心に響く一言になるかもしれません。
その何気ない一言ですら、様々な経験の中から出てきた言葉であれば、今まで積み重ねた、経験という自己投資は無駄ではありません。
それどころか他者を救うことになるでしょう。
生命という大きなビッグデータは、計り知れない量の経験とスキル、知識を持っていますが、それをどこの誰が必要としているかまではわからない時があります。
そういう時に、私には何もないとか、必要とされているのか不安になることがあるかもしれませんが、それはたまたま、需要と供給がマッチしていなかった、
ただ、それだけなのです。
例えば、スポーツクラブにパン職人が面接に行って、
『美味しいパンを作って、多くの人を幸せにしたいです』と、
面接で動機を話したとします。
運よく採用されたとしても、パンを焼く機械も材料もありませんし、そもそもパンを売る場所ではありません。
段々と、居場所を見つけられなくなったり、私は必要とされていないのではないか、と叫び出したい気持ちになってきました。
ただ、これはスポーツクラブもパン職人もどちらも悪くなくて、ただ互いに求めるものがマッチしていなかっただけだとわかります。
ですので、パン職人はパン屋を探せばいいし、スポーツクラブは別の人を雇えばいいでしょう。
しかし、ここで問題が発生しました。
今は他にパン屋の求人がなく、パン職人はとりあえず、スポーツクラブで働いてお金を稼がないといけません。
また、スポーツクラブも人材不足のため、パン職人に辞められては困ります。
どうしたらいいでしょう。
もちろん、お互いがそれぞれにとって合う道を進むのが一番だとは思いますが、それができる場合ばかりではありません。
そのような時に、視野を広げるためにできるのが自己投資だと思います。
パン職人は、トレーニングも学び、将来身体によいパンを作ることもできるようになるかもしれませんし、
スポーツクラブは、パン職人のトレーナーがいるということで、珍しくて多くのお客様を呼ぶことが出来るようになるかもしれません。
ですから、ダメなところばかりを見て、
『合わないね』
とすぐ離れてしまうのではなく、お互いが新たな分野をそれぞれ研鑽し、歩みよれば、想像とは別の結果に出会えるかもしれません。
そのための自己投資は、自分だけではなく、周囲の人や社会など多くにリターンをもたらすことにもつながるでしょう。
自分に合うことだけを探し、それだけしかしないと決めるのであれば、それもいいでしょう。
しかし、世の中には多くの人がいますし、砂漠の中から砂の粒を探すように、自分に合う人、合う場所だけを探すのは難しいです。
ですから、間口も広げつつ、今日したこと、投資がいつの日か大きなリターンに繋がると信じていいのではないでしょうか。
いかがでしょうか。
今日もお読みいただきありがとうございます!
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