見出し画像

住宅設計者の「家と子育て」 6 とにかく寝るために

子どもが産まれた当初、最も辛いのは寝れないことかと思います。

私も最初の1ヶ月くらいは寝れないことに加え他のことも不慣れだったこともあり日中もほとんど朦朧として過ごしていたと思います。
(男は子供の泣き声では起きない、という噂は嘘だと思います)

これはまずいと思い、少しでも早く生活のリズムを作るため、7時に起こし20時に寝せるということを意識したスケジュールを組み始めました。

そのおかげかはわかりませんが、生後2ヶ月頃から夜泣きがほとんどなくなり(その代わり親が自発的に起きて授乳する必要はありましたが)、10ヶ月時点では20時から朝6~7時くらいまで起きること無く寝続けてくれるようになりました。

また、幸か不幸か母乳の出が悪かったため割と初期から完全ミルクだったので、3時間毎の授乳時も気兼ねなく夫婦交代で行えたので、新生児の頃も20時と23時あたりの授乳を父親が担当すると母親が6時間以上は寝れるというのが諸々円満に過ごせるポイントになりました。

そのため、結果的にはあまり寝れなくて苦労したという感じはなく、夜寝ない系の話を聞くとなんか申し訳ない気持ちになります。

あくまで我が家の場合ではありますが、睡眠のリズムを作る上で結構効果があったのかも思うのは朝の散歩と昼寝の時間と寝かしつける時の暗さと静かさです。

朝はなるべく早い時間帯に散歩に出るようにしていて、多少の雨でも決行してました。

夜を通しで寝るようになってからは昼寝は午前30分、午後2時間をベースにして、寝すぎないようにしていました。

寝付かせ時は19時半位からミルクを飲ませながら部屋を徐々に暗くして、作業ができるギリギリの暗さと静けさで寝つかせていましたが、音については、完全に無音よりはささやき声くらいがある方が寝たように思えます。

息子の場合は一旦寝てしまえば隣の部屋で通常の音量でテレビを見ていても起きることはほとんどなかったので寝かせたあとの生活は通常通り過ごせました。

寝つかせ時の明かりについては、一般的なシーリングライトなどでは豆電球でも上を見て寝ていると光に目が行くので、床に置くタイプの照明で豆電球レベルまで明るさが絞れるタイプの照明が良いように思います。

我が家では3台セットのキャンドル型LEDを1台だけ使い、最小まで絞って床に置くことで、本体の明るさは目に入らず部屋が真っ暗ではないという状況をつくるのが良かったです。

昼寝は直射日光は避ける程度で、部屋を暗くしたりはせずに明るいままで寝せてました。

起きたところ

最初の頃は起きる時はだいたい号泣でしたが、半年をすぎるとそれもなくなり、静かだけど何か音がするなと思って見てみると目が開いているという感じでした。

12ヶ月目にはベビーベッドを卒業し、親のベッドの横に並べた通常のベッド(無印の脚付きマットレスを脚をつけずに使用)で寝るようになりました。

最初はなにかの間違いで窒息させたりしないかと緊張気味でしたが、まもなく攻撃を受けるのはこちらだと思い知らされ、これまで親子ともども朝まで寝れていたのが親だけしばしば夜中に起こされるようになりました。

欧米式にならって早々に子供部屋で寝かせることも考えましたが、寝相の悪さも愛おしく思え、結局5歳になった今でも同じような状況で3人で寝ています。

※この記事は2017年に自社ブログに書いた内容に加筆訂正したものです

・お知らせ
このしばらく後に家を建てる事になり、設計経緯をまとめたマガジンです。
これから家を持とうと考える方の何らかのヒントになるかと思います。

また、建築の楽しみ方なども書いてます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?