日向坂の「アザトカワイイ」がうざったくない理由を女子大生が真面目に考えてみた。

日向坂46のアザトカワイイ

いいですよね。センターの佐々木美玲ちゃんが可愛いくて、しかもペアダンスも可愛い。とにかく可愛いの詰まった世界。

初めてこのMVで曲を知った時は正直「オタク向けの楽曲だな」と思ってしまいました。メンバー間の関係性を知ってこそ「ペアダンス最高」となり、日向坂の歴史を知ってるから「みーぱんのセンターはエモい」となるわけです。

でも、これはアルバムのリード曲。
アルバムというのはあまり稼げないと聞いたことはあり、個人的にアルバムはファンへのプレゼントだと思っています。このリード曲を音楽番組などメディアで披露する機会は少ないでしょうし、リード曲と表題曲の差は大きくあるわけです。

だから、リード曲がオタクホイホイな楽曲であることに何の違和感もなく、「みんな可愛い」とホイホイされていました。

アザトカワイイが共通語である世界

MV動画にたくさん宮田愛萌ちゃんへのコメントがあることにニヤニヤします。気持ち悪い。

愛萌ちゃんといえば、日向坂随一のあざといキャラ。
そう、3列目ながらこの楽曲を聞くたびに愛萌ちゃんを思い出すという最強文学少女。

あざといって日向坂のファンの中では当然に存在する言葉ですが、いやいや、あんまりこの言葉は使われないですよね。日向坂に当然に存在する言葉であって、この言葉１つで色んなことを思い出せるんです。

あざといと言って思い出される柿崎芽実ちゃん。宮田愛萌ちゃん。最近のひなあい。エピソードはてんこもり。

そんなグループ日向坂だけでしょう。

やっぱりオタクに向いた楽曲なんです。

あざといが嫌味でない世界

そもそも、あざといってネガティブに用いられることが多い気がします。あざとい女といえば、男ウケを狙って女ウケの悪い子を連想します。

それなのに日向坂では、この楽曲では、そのうざったい感じがしない。

きっと日向坂のキャラが関係していると思います。

• 仲間と共に高く飛べ

• 私達は諦めない

日向坂を表現するのによく使われる言葉たちはどれも力強く温かいです。誰も見放さずに一致団結して前に進む。そんなキャラが感じ取れます。

そんなキャラの子はあざといなんてことしないんです。

だってあざといは他の女よりもよく見せるためにつかうものだから。

ある意味、日向坂の対極にいる性格。それがあざとい。

あざとさは嫌われがちです。タレントでもあざとい人は嫌われることも多いです。それでも、日向坂のあざといが嫌われないのは、そのあざとさにリアリティがないから。

まるで絵に描いたような、リアリティがないあざとさに対して、女子は安心してそれを楽しめます。なぜならリアリティのないあざとさは嫌味がなく、嫌な思い出も被らないから。

しかもそのあざとさには抜け目がなく完璧。完璧であればあるほど、あざとさというのはリアリティが薄れていくものです。

この「アザトカワイイ」のMVを見ていても、メンバーの笑顔に媚びという意味のあざとさは感じません。純粋に楽しそうで幸せそうな笑顔が散らばっています。

嫌味のないあざとさ。矛盾しているようだけど、この矛盾らしきものが日向坂のあざとさなんだと思います。

日向坂46は最強だな！！！

絶対に媚びない子によるアザトイはエンターテインメントです。そうエンタメ。それが曲になるまでに成長したのが今回の曲だと思っています。

「アザトカワイイ」なんて曲、他のグループが歌っていたらきっと私は聞いていません。アザトイ女は嫌いですもん。萌え袖とか下唇をかむ癖とか、そんなん意識的にやっている女子とは仲良くなれません（断言）

でも、それがきちんとエンタメになる日向坂46は最強だと思います。

最強にグループのキャラ付けが出来ているんだと思います。

そしてあざといという言葉に矛盾しないくらいのメンバーそれぞれの可愛さ。新3期も復帰した影ちゃんも可愛すぎて最高。

日向坂46のキャラありきで作られたオタクに向けた楽曲「アザトカワイイ」。メンバーが可愛すぎて、布教用にも使えそうなMVに仕上がっていますよね。あれ、最強じゃん。