わたしの積読本
ひと様の記事で積ん読本を晒すものを読んだ。面白かった。便乗して自分の積読も記事にしてみようと思う。早く読めという自戒を込めて。
『暁の宇品』
広島の宇品港にあった陸軍船舶司令部の話。チョイスの渋さ。絶対に読みごたえがあるのはわかっていつつ積んでいる。
『馬を結う』
馬のたてがみや尻尾の結い方の本。基本的には人間のヘアアレンジと同じやり方。自分の髪の三つ編みすらあやしい私には少し難しい。
『キャロル』
映画が良すぎて原作を買った。なにか勿体なくて学生時代から積んでいる。
『教養の近代測地学』
測量や地図を文化的な面から捉える本ってほぼないなと思い購入。この手の本増えてほしい。
『偶然短歌』
ウィキペディアの文章の中から偶然57577になっている箇所を抜き出した短歌集。
『源氏物語解剖図鑑』
エクスナレッジ社の解剖図鑑シリーズのひとつ。各帖のあらすじに加え、当時の風習やアイテムの紹介などがイラスト付きで入っている。複雑怪奇な登場人物の関係性なんかもわかりやすく図になっている一冊。全部目を通せていないので積み。
『自分ひとりの部屋』
『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』を読んだときに著者がたびたび引用していて興味をもった。ウルフのいた当時のイギリスの感じとまだシンクロできていない。
『十二夜』
歌舞伎版を観て面白くて購入。シェイクスピアの文庫本が苦手でなぜか一度も読了できたためしがない。なぜ。
『想像の共同体』
古典。学生時代から積んでいる。いいかげん読めという話。
『デミアン』
やっていたゲームに出てきた小説。感覚的に難しいので積んでいる。
『東京の生活史』
インタビュー集。それぞれの人の東京での生活が断片のように詰まっている本。本気で分厚いので読了にはほど遠い。たまに思い出したように一人分のインタビューを読む。
『特攻服少女と1825日』
レディースの子たちと雑誌『ティーンズロード』の話。絶対に熱く面白い。
『菜穂子 他五編』
『菜穂子』が好きで前後作も含めて読みたかった。信州の高原の宿とかでぐだぐだしながら読みたい。
『よくわかる古文書教室』
くずし字を読めないので読めるようになりたい。この本は例となるテキストに対して原文の画像・書き下し・読み下し・現代語訳・解説がついておりわかりやすそうだったので買ってきた。出されるテキストも民衆が日常的に用いる証書や文書が多く、なんとなく親近感がある。
感想
思ったより全然量がなかった。最近は色々あって読書から遠ざかっていたのでほんとうに山が少ない。学術書と海外文学が苦手で積みがちなのは昔から変わらないなと思いつつ、自分で選んだ本はやっぱりおもしろそうなものしかない。
今、正直にいって読書に割ける気力がない。もっと読むべきなのか今はこれでいいのかわからないままでいる。上に挙げた本もいつか読める日が来るのだろうかというようなことばかり考えてしまって、ちょっと読書の時ではないのかもしれない。嫌々読むのも気乗りしないので、その気になった時を狙って一頁でも進んでいけたらと思う。熟成した積読本からしか得られないものがあるかもしれない。
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