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レインボーブリッジを歩いて渡る

レインボーブリッジの遊歩道をだらだら歩くのが好きで、気が向くと渡りに行く。そんな気分になったので久しぶりに行ってみた。

歩道は1.7kmの道のり。二層構造になっている橋桁の下の層に道がある。南北のルートが選べるので、まず東京湾側のサウスルートを歩いて芝浦から台場へ行き、陸側のノースルートで引き返してくることにした。

サウスルート(芝浦→台場)

車道の真横にある歩道

芝浦側の入口から入って、エレベーターで橋桁まで上がる。海面からの高さが52mというので、この時点でかなり垂直移動をしている。歩道に入って見えるのはすぐ道路。ビュンビュン走っていく車。そして力強い鉄骨。土木構造物好きにはたまらない風景だ。

主塔の下は展望スペース
白い航跡はジェット船が通っていった名残です

歩き始めてみる。道は平坦ではなくゆるやかな上り勾配になっていて、吊り橋の構造が足で感じられる。おもしろい。海上で周りを遮るものがないので風は強い。右手には東京湾の海の風景が広がっている。眼下の海路も賑やかで、しばらく眺めていただけでも水上バス、ジェット船、屋形船と色々なものが通った。潮の香りがする。

第6台場。ゲームの物語後半から行けるようになるポイントにしか見えない。

橋の中央を過ぎると少し下り勾配に。この辺りまでくると第6台場がよく見える。その背後にはフジテレビ。パレットタウンの観覧車はなくなってしまった。向こう岸のお台場が近くなってきている。

もう少しで陸
構造物の曲線がきれい
渡りきりました

休日だったせいか、歩道の人通りはそこそこ多かった。観光客から地元民、ランナー、自転車の人(台車に乗せて手押しする)といろいろな層の人々が渡っていく。台場側が近づくとさらに下り勾配になり、ゆるい下り坂の歩道を進んで対岸に到着。所要時間は30分ほどだった。


ノースルート(台場→芝浦)

分岐点
くぐります

お台場から北側のノースルートを通り、芝浦へ引き返す。目の前に見えるのは先ほどと逆の陸側の風景。豊洲、晴海、竹芝などの臨海エリアが広がる。

先ほどと逆でのぼります
日が沈む

ノースルートに差し掛かったのはちょうど日没時だった。レインボーブリッジの主塔の向こう、港区のビル群の奥に夕日が沈んでいく。周りの人々がみんなカメラを持っていたのは撮影チャンスの時間帯ということだったらしい。便乗して写真を撮ってみるがあまりうまくいかなかった。そんなことをやっているうちに日は沈んでしまって、空の色も一気に変わっていく。

主塔下は同じように展望スペース
東京タワー
ビルの隙間のスカイツリー

夏の夕方で風が涼しい。ここから見る夜景はきれいで、ビルの合間に東京タワーもスカイツリーも見える。基本的にどこを向いても見ごたえのある景色なので、見るものが多くて目移りしてしまう。散歩するのにいい場所だ。ノースルートも所要時間は30分ほど。またぼんやり歩きたくなったら来ようと思う。

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