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VRChat日記 22-01-24

毎日ではないけれど、引き続きちょこちょこログインしています。先週はカルチャーセンターでVRパーティー「体感深度」が2日連続で開催されて両日参加したわけですが、なかでも特に、ハードウェアシンセを使ったライブアクトで知られる恵比寿さんのVR初パフォーマンスがすごかった。

レジェンド機材を巧みに操る幼女

物理では何度も見た恵比寿さんのライブだけど、グリーンバックと複数カメラを駆使したリアル映像と、バーチャル空間での動きがレイヤー状に重なるインパクトは大きかった。同じライブを2Dの配信画面で観るのと、質量を持ったかのような仮想空間上で今、数仮想メートル先で行われていることとして体験するのとでは、やはりまた別種のものだ。

70人か80人かという満員のオーディエンスの反応も良く、いつもの体感深度で見かけないような方もけっこういて、とてもいい雰囲気でした。

でやっぱ思うのは、こういった質の高いライブコンテンツが、ほとんどボランティアのようにして行われているのはなんか変じゃない…? 現実のライブに行くように、お金を払って観たい。もっというと、現実のようにハコやオーガナイザーや出演者にお金が回るようにしないと、長期的にポジティブなサイクルにならないのでは、と思う。

現状、みんながいろんなことを犠牲にしてVRに時間や労力をつぎ込んでいるのは、多分いまはまだシンプルに目新しくて楽しいからで、今年あたりそこからもう一歩進んで、いい仕事をした人がリアルに報われる段階の話になってほしいよね、VRはね。

恵比寿さん、トルクさん、Bishamonさん

土曜日はニンジャヘッズのpinkdollphinきょくなみイルカ=サンに声をかけていただいて、初心者向けワールド巡り! 連れて行っていただいたのは、体感するVRミュージックビデオのようなParticle LiVE 《WAVE》や、せきぐちあいみさんのVRペインティング作品を展示した不思議な美術館Museum-of-Vrpainting、音楽に合わせて変化する夜空の下でスケーティングできるMusic Stellar Lakeなど。こんな表現もできるんだ~、みたいな驚きばかり。

この日は機械ウサギチャンアバターで

コピーのようにして生成された大量のクローンのなかに紛れてかくれんぼするワールド、Where's your friendもまた楽しかった。こちらを教えてくださったイルカさんのフレンドさんはいわゆるVRC「無言勢」の方で、どうやってコミュニケーションをとるのかと思ったら、空中に文字を書いたり、手振りのジェスチャーで十分に意思疎通ができるのですね。すごいすごい。

スイッチで複製したコピーのなかに紛れて…
見つけた~
右の拍手してくれてるほうが本物のかた

そのほかここ数日は、主にクラブやサイバーパンク系のワールドを検索して、ソロで散策しています。凝っているところは本当に凝っていて、ライティングやパーティクルを含めた細かいギミックもまるで本物そっくり。

世界観にこだわっているアーティスティックなワールドだと、現実をさらに拡張したVRならではの発想の仕掛けがいくつもあったりする。初期リスポーン地点がサイバネ系メガコーボに支配された路地裏からだったり、あるいは個室の扉を開けたら別世界のような空間に繋がっていたりした。

アバターやワールド制作の基礎についても、引き続き興味を持っていろいろ調べたり、慣れないUnityで手を動かしたりしています。動画でマテリアルやシェーダーの基本について学んだり、QuestのGravity Sketchアプリでモデリングしてワールドに持って行く方法があることを知ったり、はたまたアバターを改変してアイテムを持たせたり。

まあ急にそんなにあれこれできるわけじゃないし、まして趣味に使える時間を全部突っ込みたいわけでもないから、ちょっとずつね。

実際の話、何かものごとを新たに始めるのに最適なタイミングは、懐事情や余暇の状況に応じて当然人それぞれなわけですが、それを踏まえても、今って新たにVRを始めるのに…というかQuest 2を購入するのに、これ以上ない最適のタイミングなのかもしれないなと思っています。理由は、

  • Quest 2一択 同じ手軽さと機能で他の選択肢がない

  • おそらく当分のあいだは次の「定番」新製品が出ない

  • 発売から1年以上経ったことによる本体アプデやコンテンツの成熟

  • このご時世、お外に遊びに行きづらい

など。特に、本体の機能追加やコンテンツが出揃ったことによる充実感が大きく、速攻買ったはいいものの何に使おうか…となっていた発売当初に比べると、だいぶ状況が変わってきたなと思います。ゲーミングPCなんてなくても、これ一台だけでできることがかなりある。まったく触ったことがない方はもちろん、PlayStation VRがもう何ヶ月も埃を被っているような方にこそ初めてみてほしいなと思います。VRタノシイヨ。

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