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Mastodonどうするか問題

ポストTwitterとしてここ2週間ほど話題のMastodon(マストドン)ですが、ダイハードテイルズさんが動き出したとのことで(ニンジャスレイヤーのマストドン・アカウントを作りました|ダイハードテイルズ)、私も昨晩様子見ながらアカウントを作ってみました。なので、ぼんやり分かってきたこととか使用感を書いてみようと思います。

Mastodonってなんなのか

Twitter風のタイムラインに短文をポストできる、いわゆるマイクロブログです。Twitterと大きく違うのは、Mastodonはひとつの運営会社が提供するWebサービスではなく、サーバーインストール型のソフトウェアであるという点で、サーバーを持っていれば誰でもインスタンスとよばれる拠点を立ち上げることができます。

ユーザーは、それぞれが自由に選んだインスタンスのなかに自分のMastodonアカウントを作成するという流れ。インスタンス同士はデータのやりとりができるので、所属しているインスタンス(サーバー)が異なってもTwitter同様、フォローや閲覧ができる。

サービスの利用は、自分の所属するインスタンスのURL(たとえばhttps://mstdn.jp/)にブラウザでアクセスして、ログインする感じです。

PCでのブラウザ表示イメージはこんな

Twitter同様、iPhoneやAndroid向けアプリもあるようです。Twitterと違って「公式」が提供するというようなものではないので、インストールや利用は多少慎重になったほうがいいかもしれません。

メリット

広告がない
・なんか余計なものがない
・メールアドレスさえあれば速攻で始められる
・インスタンスごとにローカルルールを設定できる(ので特定のテーマの小規模コミュニティ作りに向いている?)
物珍しさ!

デメリット

・今後ほんとに流行るかどうかわからない
・Twitterと被っている(のでTwitterが活発なうちは持て余すかも)
・どのインスタンスでアカウントを作成するとかが分かりにくい
・作成したアカウントが削除できない(っぽい)

何から始めればいいのか

手っ取り早いのは、いま現在国内で一番ユーザー数の多いインスタンス「mstdn.jp」でアカウントを作ることです。トップページで、ユーザー名(表示名=スクリーンネームはまた別に設定できる)、メールアドレスパスワードを入力すれば登録したアドレスにメールが届くので、リンクをクリックして認証すればOK。

ただし、先に書いた通りいまのところ作成したアカウントは削除できないようなので、メールアドレスの扱いを気にする方は少し考えたほうがいいかもしれません。とはいえ、別にそれ以上の個人情報は要求されないし、よほどセンシティブな扱いのメールアドレス(職場で支給されるメールアカウントとか)でなければ気にする必要はないかもだけど。

Twitterと違い、「ローカルタイムライン」には、同じインスタンスに所属するユーザーのツイート(トゥート)がじゃんじゃか流れてくる。これはフォロー/フォロワー関係なく、ロビーのようなオープンな場と考えるのがいいかもしれません。

もちろん、Twitter同様の個人のタイムラインもあります。基本的な機能はほぼ同じという感触でした。Fav、RT、DMもある。いわゆる鍵アカ、ミュート、ブロックのような機能もあります。

ここまでそっくり同じだと、Twitterが活発なうちは使い道に困っちゃいますね。なんか、ふたつで同じようなことやっててもしかたないし。ただ、今までもTwitterクローン…ポストTwitter…みたいなWebサービスは出てきては消えな感じでしたが、Mastodonはインスタンスの管理者がサーバーを管理しているうちはずっと残るので、避難所的な安心感はあります。

インスタンス選びをどうしよう?

私は、とりあえず上に書いたmstdn.jpと、Pixivの運営するインスタンス「pawoo.net」にアカウントを作ってみました。ちなみに、アカウント名は各インスタンスごとにユニークであればOKなので、私のように同じアカウント名(@epxstudio)・同じメールアドレスで複数のインスタンスに別々のアカウントを作成することもできます。

その場合、例えばプロフィールページのURLは、
・mstdn.jpはこっち> https://mstdn.jp/@epxstudio
・pawoo.netはこっち> https://pawoo.net/@epxstudio
とかになります。

pawoo.netは、わざわざ新規アカウントを作らずとも、普段利用しているPixivアカウントでログインできるのでMastodonのお試しには便利なのですが、ひとつ注意点があります。いま現在、Pawooインスタンスは実質的に隔離されている状態で(詳しい経緯はググってみてください)、よそのインスタンスのユーザーをフォローしても投稿が表示されないことがあり、逆によそのインスタンスに所属するユーザーはPawooインスタンスのユーザーの投稿を見ることができません。

Pawooをシャットアウトするかどうかはインスタンスごとに違うようで、現状Pawooユーザーはニンジャスレイヤー(https://dhtls.net/@njslyr)の投稿を読むことができますが、mstdn.jpのユーザーの投稿は読むことができません。Pawooで作成するアカウントは、あくまでPawooインスタンス内で交流する用、と考えたほうがいいのかも。

将来、dhtls.netにアカウントを作れたら…

ダイハードテイルズさんの公式アナウンスによると、ニンジャスレイヤーのMastodonアカウント作成にあたって、新たにdhtls.netというダイハードテイルズ専用のインスタンスを立ち上げられたとのこと。ただ、いまの時点ではmstdn.jpのような他のMastodonインスタンスと違って、このなかに別のユーザーがアカウントを新規に作成することはできないようになっています(※4/25追記あり)。

実際のところ、将来的にどれくらいユーザーが増えるかも分からないし、サーバー負荷やそれに伴うランニングコストも、独自にインスタンスを管理するリスクも未知数という現状では、妥当な判断だと思います。

ただ、最初に書いたようにMastodonのメリットとして、インスタンスごとのローカルルールに基づく、ゆるいコミュニティ感みたいなものが生まれやすそうだというのはなんとなくあって、その意味では「ニンジャスレイヤー」のようなコンテンツには向いていそうなのですよね。

例えば、ローカルタイムラインにはそのインスタンスに所属するすべてのユーザーの投稿が流れるので、もはや実況のときに#njslyrハッシュタグが要らなくなるかもしれない。ファンコミュニティ内の交流も活発になりやすいかもしれない。そしてそれを、Twitterのような他社サービスのルールや仕様に依存せずに、コンテンツを主宰するダイハードテイルズさん側が手綱を握る形で舵取りできるというのは大きな違いだと思います。

なので、もし仮に今後dhtls.netでMastodonアカウントの新規作成ができるようになった場合は、また新たにニンジャヘッズ活動用のアカウントを作成してみるつもりです。あくまで現状は、様子を見ているところ。

Mastodonの使い勝手を試してみたいという方は、気軽に私のアカウントをフォロー/アンフォローしていただいてかまいません。ドーゾヨロシク!

※4/25追記:

本日より、ニンジャスレイヤープラスおよびダイハードテイルズ活動月報購読者を対象に、dhtls.net内でのアカウント登録&インスタンス運用のクローズドβテストが始まっています。「購読中のユーザー限定」「Twitterでの情報共有の禁止」「プロフィール欄へのnoteアカウント名の掲載」など、いくつかの条件があるようですので事前に注意事項をご確認ください。

いまのところ、予想通りローカルタイムラインでニンジャの話題でワオワオできて楽しいです。負荷テスト的な意味合いもあるようですので、ご興味のある方はぜひ一緒にワオワオしましょう。

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