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ひとり海水浴

7月15日~16日に熱海へ行ってきた。本当は15日のお祭りがおもしろくてそっちの話を書きたいんだけど、写真を選定してレタッチするのに時間がかかりそうなので、先に軽めの話題をメモ的に。

ここ何年か海水浴してないなあ、みたいなことを急に思い、ちょうど友人4人と熱海へ小旅行する予定があったので、それに合わせて泳げるように準備をして行った。とある事情で宿を安く借りられるため、この界隈の友人グループではしばらく前から「制作合宿」という体で定期的に熱海へ行っているものの、ビーチで泳いだことは一度もない。基本インドアな、保養目的の旅。なので、この暑い中わざわざ海へ行って泳ぎたいというのも自分だけ…。

まあなんか、よほど海に近いところに住んでいるとか、マリンスポーツが趣味とかでない限り、都会の人にとって海水浴ってあんまり縁がないわけですよ。別に行かないわけじゃないし、大人になってから江の島のチョー混んでるビーチとか大磯なんかも行ったけれど、みんなでワイワイ楽しむものみたいなイメージがある。ひとり遊びでいうと、わたしは20代のころのひとり海外旅行に始まり、ひとりクラブ、ひとり動物園と割と経験多いほうだと思うけれど、いまだにひとり海水浴はない。なかった。

熱海サンビーチ

熱海には公共海水浴場として「サンビーチ」というのがあり、7月中旬から9月にかけて一般解放されている。熱海駅から歩いて行ける距離にあり、夏場は頻繁に開催される花火大会の人気もあって、いつもけっこう賑わっている。昨今の観光地・保養地としての「熱海」の再生には、やっぱ温泉ともにサンビーチとその周囲の親水公園の魅力が大きいような気がする。

江の島なんかと違って、いわゆる「海の家」はない。海の家って普通要するに貴重品ロッカーと更衣室とシャワーと食事処がセットのユニットで、例えば一人でふらっと行って荷物全部預けて水着になって、みたいな準備が一度に済む。

で、それがないのでどうするかというと、サンビーチ中央のデッキ(サンデッキ)の半地下になっているスペースに300円のコインロッカーと更衣室がある。わたしの場合は大きい荷物は宿に置いてきて、水着にTシャツの状態でロッカーに携帯や財布なんかの貴重品だけ預ける。荷物は簡単な袋にタオルと小銭と日焼け止めとサンダルくらい…要は、砂浜に放り出しておいて最悪置き引きにあっても別にいいか~みたいなものだけ。

自分のようなド近眼マンにとって悩ましいのがメガネで、預けたいけど、裸眼視力だとそもそもコインロッカーまで戻ってこれる自信がないっていう。コンタクトがまあ無難なのだろうけど、今回は仕方ないので度入りサングラスはしたままでざぶざぶ海に入る想定。

海開き期間中、海水浴場は朝9時オープンとのことだったけど、朝イチで行ってみるともう8時台からみんな全然泳いでいる。

寒い

まさか36度オーバーのクソ暑い日にこんなふうに感じると思わなかった。久しぶりの海のなかって、けっこう冷たいのだった。ああ、でも足つくかつかないかみたいなところで波にゆらゆら揺られてるの、めちゃめちゃ気持ちいい。仰向けになってプカーと浮いてみるのもやった。

混雑度は上の写真の通りで、三連休の最終日しかも「海の日」だからといって、超絶混んでてイモ洗いみたいなことは全然ない。江の島がおかしいのだ。へーと思うのは、いまどきってみんなビーチパラソルじゃなくて、UVカットの簡易テントなのね。あれはたしかにいい。サンビーチの周りには日よけになるものが一切ない。

せっかくだから少しは日焼けしたいけど、赤くなるのはあとが地獄なので絶対イヤで、日焼け止めクリームをいっぱい塗ったし、そのうえでメッシュのドライ地Tシャツを着たまま泳いだ。おかげで、たっぷり2時間くらいいてほとんど焼けなかった。

ただ、ほぼ水の中だろうと油断してクリームを塗らなかった膝から下がめっちゃ赤い…。耳なし芳一状態。実際、砂浜に上がっていたのってトータル30分にも満たないと思うんだけど、これ全身赤くなっていたらと思うと、やっぱ日焼け止めの効果って偉大だし、太陽の無慈悲な殺人光線ぶりにおののく。

熱海でひとり海水浴、全然いける

そんな感じで、ひとり海水浴ふつうに楽しかった。これはひとり遊びのなかでも、意外や意外、ハードル低いやつかもしれません。泳いだあとは無料のシャワーがビーチのあちこちにたくさんあり、シャワーでざっと流して乾かして貴重品を回収して、宿に戻るだけ。ご飯食べるとこもたくさんあるし、もっと言えば日帰り温泉もあちこちにあるので、宿をとっていなくてもひと風呂浴びてすっきりして帰れる。

熱海そのものが都心からたいして遠くないし、ビーチで泳ぎたくて江の島あたりで妥協するなら、ちょっと足を延ばして熱海まで行っちゃうの全然アリだと思います。思ってた以上に満喫してしまった。

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