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鎖骨骨折治療記(2)

怪我から早くも3週間が経とうとしている。相変わらず大胸筋サポーター…もとい、鎖骨固定帯の装着と痛み止めの服用が欠かせない生活を送っていますが、いろいろと状況が変わってきたところもあるので、ここまでの経過をメモしておこうと思います。前回の記事はこちら

2週間経ってから少し楽になった

朝、ものすごく体が重く感じて起き上がるのが辛かったのは2週間くらいまでで、そこから少し楽になりました。何が辛いって、寝た姿勢で長くいると肩関節の位置がちょっとズレてしまうのか、起き上がったときに必ず一度はゴキッとなって(実際に音が鳴る)、それが数秒間呻いてしまうくらい痛いのだ。それがだいぶ軽減された感じがする。

あと、打撲の影響で大きく息を吸ったときに胸が痛んだり、くしゃみや咳払いをすると胸骨がビリビリ痛むみたいなのも、2週間めを境にだいぶなくなりました。皮膚の擦り傷の治りの早さに比べて、だいぶ引きずったので、そういうものなんだなあと思った。

一方で、肩が固定されていないような不安定な感じや、鎖骨中央付近の折れたあたりで、体勢を変えるたびに筋や血管?がコキコキなる感じ、そのあたりの慢性的な痛みは相変わらず。患部を外側から触っても痛くないし、腫れている感じが多少あるくらいで外見上は状況はわからないだけに、ほんとにくっつき始めてるのかこれって思う。全然実感がない…。

前傾姿勢になったり、不用意に肘を伸ばしたまま重い負荷をかけそうになるとピキッという痛みが走り「いっっっっっっっ…た!」となる。鎖骨固定帯を装着しているときは、少なくともそういった姿勢にはなりにくいから、煩わしさはあるぶん、安心感が得られる。当分手放せそうにないです。

鎖骨付近の構造ざっくり解説

ところで、鎖骨ってどういう構造になってるか知ってます? わたしもキャラ絵を描くのでふんわりと分かっているつもりではありましたが、改めて色々学んでみると、すごい重要なポジションの骨らしいのです。

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鎖骨は、肋骨の最上部に覆いかぶさるような感じでついていて、胸の前部で胸骨と、肩に近い部分で肩甲骨とそれぞれ関節として繋がっている。肩甲骨は背側ではどことも繋がらずに浮いているので、つまりこれがどういうことかっていうと、鎖骨が両腕の重さを吊ってる感じみたいなんですよね。

わたしの場合、鎖骨の中央部分の細くなっているあたりでポッキリ行ってしまったので、肩の重さを直接的に支えるのが筋肉しかなくなってしまい、下方向の重力や、肩にかかる押したり引いたりみたいな力をサスペンション的に鎖骨で補助することができなくなってしまった。脇の下を通して上方向に引っ張り上げる鎖骨固定帯(クラビクルバンド)は、その意味でも合理的な補助器具なんだなと実感します。

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主な筋肉を紫で描き足すと、こういうイメージ。骨と筋肉はくっついているから、たとえ骨の一部が折れようとも筋肉が形を保ってくれる。ただ鎖骨の場合に問題になるのが、鎖骨と肋骨のあいだの隙間をくぐるようにして、大量の血管やら神経やらが通っていること(黄色で描き足したところ)。肩が固定されていない不安定さが、これらの筋の不安定さにダイレクトに響いていて、それが痛む原因なのだ。たぶん。

お願いマッスル

明日で3週間め。初回の診察で4週間はバンドで固定するように言われて、それくらいでくっつくものかと思っていたけれど、体感としてはもうしばらくかかりそう。次の木曜日の再診の結果しだいです。

自宅で仕事していることもあって、必要最低限しか外出していない。バンドを装着していれば問題ないんだけど、重い荷物や傘を持ったりすることはできないし、電車も片手でしか吊革を掴めないのでちょっと怖さはあります。Tシャツの上にバンドをしているから、この暑いなかさらに上に一枚羽織らないと…みたいなことも不便に感じる。

骨格や筋肉の構造にちょっと興味を持ち始めたこともあり、今やっているアニメ『ダンベル何キロ持てる?』をNetflixで観始めたところ、けっこうハマってしまい、あっという間に最新話まで追いついてしまった。

かわいい女の子が筋トレするという、これまでも何度もあったようなやつなんだけど、『月刊少女野崎くん』と同じ監督さんによるギャグのバランス感覚の良さとか、作画が安定してかわいいとか、良いところがいっぱいある。何より、主演の新人声優、ファイルーズあいさんの筋肉の仕上がりがリアルにすごくて、なかやまきんに君と一緒にやってるプロモ動画のインパクトの強さにやられた。

そんなわけで、OPテーマの「お願いマッスル」が脳内でぐるぐるループしている今日このごろです。怪我治ったら、地元のスポーツジム体験してみようかなと本気で思い始めているくらい。

鎖骨骨折治療記(3)

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