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5/12 綺麗な筋書き
こんにちは、Epsilonでございます。
写真は「Tne Rider」という映画のワンシーンでございます。
最近はインテリアや映画の楽しみが再び自分の中で穏やかに湧き上がり、”アンティーク”や”クラシック”という単語に誰よりも先に飛び付ける自信のある日々を過ごしております。
さて、本日は、最近読んだ本二冊と見た一つの映画について思ったことを書いていきたいと思います。
一冊目は、ゲーテの『ファウスト』でございます。
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世界的な名作と呼ばれるものは、おおよそ気のてらったストーリーではなく、いかに美しい言葉をバランスよく組み立て、最後に作者の理想が自然と発露したもののように感じてやみません。『12人の怒れる男たち』のようにクライマックスに向かって輝きが増していくストーリーで大いに楽しませていただきました。
人間の間で生まれる美しい関係性を大事にしていきたいと私は思いました。
二冊目は、プラトンの『饗宴』でございます。
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歴史の中でも群を抜いて愛、美、善について謙虚に求めていったソクラテスの言葉は、それ自体美しい言葉で描かれており、読後には、自分も何か美の極致を垣間見たかのような感覚に陥りました。
酒盛りの場でソクラテスを筆頭に愛について語り合ったことをまとめた一冊になっております。愛の目的は究極的には不死であるという、ロマンチックの煮凝りのような文言に垂涎しきってしまいました。
映画は、1980年、『アメリカンジゴロ』でございます。
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ジョージオ・アルマーニが衣装を手掛けたクライム・サスペンス映画でございます。
クラシックスタイルを軸に置いた私でも、彼がもたらしたソフトスーツの原点を存分に味わいました。男娼の主人公の男性性がスーツによって何倍にも強調されています。適度にパッドが入った肩と胸、少しタイト目にあつらえられたヒップと太もも。映画の衣装である状況を存分に利用した光沢感のあるスーツに主人公のエレガンスが負けず劣らずで息を呑むモノでした。
落合正勝氏が書かれた『クラシコイタリア礼賛』でもアルマーニが手がけたスーツについて述べられており、まだスーツについての理解が浅い私でも同じ意見を持ちました。新たなエレガンスの一面を開拓したそのスーツを皆さんも一度ご覧になってくださいませ。おすすめです。
こんな好きものnoteを読んでいただき非常に恐縮です。
今回もお読みいただきありがとうございました。
Epsilonがお送りしました!
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