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【中国社会】封殺された真実「月2000円で生きる高齢者」 貧困に沈む大国(1)

中国の庶民のなかでも、とくに弱い立場におかれた貧困老人の姿を撮影し、SNSに投稿するインフルエンサー・戸晨風氏。その戸氏の複数のSNSアカウントが突然、中国当局によって封鎖された。米政府系放送局のラジオ・フリー・アジア(RFA)17日付が報じた。

出会ったお婆さんは「毎月2000円で生活」


戸氏は、現代中国の社会現象を映像作品にすることで人気上昇中の動画投稿者。これまでにも「100元の購買力チャレンジ」や「時給9元/15元の購買力チャレンジ」など、戸氏が手掛けたショートムービーが広く注目されている。

今月14日、戸氏は四川省成都の市内で、出会った高齢者の買い物に密着取材するため、機材を準備して待機していた。撮影に協力してくれた高齢者には、その買い物の代金を「1日分の年金」としてプレゼントするという企画である。

はじめに出会った何人かのお年寄りには、撮影協力を断られた。しばらくしてから、戸氏は1人のお婆さんに出会う。

聞くと、このお婆さんは四川省南充の農村の出身で、今年78歳。夫に先立たれ、2005年に息子のいる成都へ出稼ぎに来た。その頃は、月300元(約5800円)の報酬で、子守りや家事など家政婦の仕事をしたこともあるという。

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