前田さんランチ会_

SHOWROOM前田裕二さんとのランチ会|一部書き起こし|

前田さんの”人生の勝算”を読んでから、共感する部分が多く、最もモデルにすべき方だと思っています。
今回”メモの魔力”タイトル当てで、前田さんとお会いすることができました。ランチ会の参加者は20数名で、3テーブルに分かれ、1テーブルずつ回って、お話をしてくれました。
就活のヒントやスナックのことなど、内容の一部を書き起こしました。

自己紹介

なぜ前田さんをモデルにしたいと思っているかの説明のため、自分のことを書きます。書いてたら長くなったので、ランチ会の内容を知りたい方は読み飛ばしがオススメです。

僕は、茨城県日立市の出身で、育った場所は公営住宅の密集地で、最も治安の悪いところでした。自然が好きで環境問題に興味があり、研究者になりたいと思っていました。
「夢はノーベル賞をとること。そしてその賞金(約1億円)で貧しい国に学校をつくること。」
自分も決して恵まれた環境で育ったわけではないですが、努力で超えられる。きっと世界にはもっと色んな才能があり、機会が与えられれば、もっと世界を良くする人が増えるんじゃないかと思ったからです。
こんな何十年に一度の人しかできないことを言うと、笑われたので、ひっそり思っていました。(卒業文集にも適当な夢を書いていた。)
高校1年生の時には「どこの大学でも行けるよ」って先生から言われる成績だったんですが、緩んでしまい3年生の時には偏差値50を切りました。最後はなんとかなるだろうと思ったけど、志望校にはいけませんでした。
「自分が全部やりきった」と言えずに失敗する悔しさを知り、大学に入っても何のために生きているんだろうと思い過ごすほどの挫折でした。それでも大学でがんばり、大学院入試の時は、週120時間は勉強してたと思います。おかげで、入試の成績は良く、受けたところは合格していました。
大学院では基礎研究をしていたのですが、いつの間にか研究という手段が目的化していることに気づきました。過去を振り返った結果、「ビジネスを通して地域を持続可能にする」ことをしたいと思いました。
まずは修行のため、ITベンチャーに入社し、がむしゃらに働きました。2年目以降、プロジェクトリーダーや新規事業の立ち上げをいくつか経験しました。
その後、より近い分野で働きたいと食と農のシンクタンクに転職します。地方の特産品開発や事業の立ち上げを通して気づいたことは「担い手」の不足でした。
人材の育成と承継をしたいと思い、茨城にUターンして、インターン事業を始めました。最近は兼業・副業も含めて、多様な人材活用ができる組織づくりのお手伝いをしています。全体として既存の「働く」という考え方が変わるので、それに適応する実験をしています。

事業の1つに取材型インターンというものがあります。この設計は前田さんのいう「たこわさ理論」でした。インターンでは、会社名を隠した状態で募集をかけます。事前に会社名を出すと「●●という会社に行きたい」「▲▲という会社は興味がない」など、よく知らずに判断されてしまいます。思い込みなく、会社を見るために敢えて隠しています。実際に会社に行って、話を聞くと印象は全然違います。5社の会社を比較しながら、自分の働く価値観を明確にしていきます。
ちなみに現在、次回の開催をクラファンしてます。取材してつくった冊子に読者の感想を直接書きこんで、友達に回す”旅する冊子”方式にする予定です。参加型なのもメモ魔っぽい。

前田さんとのランチ会

いよいよランチ会です。前田さんが入ってきて、最初にご挨拶。「普段ランチ5分とかで食べてるんで、今日はゆっくり食べれて嬉しいです。」
5分で食べれるランチって何食べてるんだろうか?
その後、箕輪さんも合流します。2週間前に対談させていただいたのですが、覚えていてくれて嬉しかった。前田さんが来るまで、箕輪さんが席について色々話してくれました。

前田さんがテーブルで話してくれた内容を2つほど紹介します。
1つ目は就活において人に会いに行く時のアドバイス。

2点明確に意識した方がいいことがあって。
1つは、自分がすげーって思うヤツとなるべく一緒の時間を過ごす。
時間は有限なんで、OBでもOGでもいいんだけど、この人はすごいって思う人となるべく過ごす。
何事からもすべて学ぶべきなんだけど、「ああいうポスターからもなんでこれ全部英語なんだろう。」とか、そういうポイントも抽象化すべきなんだけど。
就活って時間が限られているんで、自分がピンとくるな共鳴するなと思える人から吸収した方がよくて。環境が人をつくるんで、そういう環境に自分の身を置くことは大事。

もう1つは、その人の価値観をちゃんと聞いた方がいいね。
がんばっている人がいたら、「なんで頑張れるんですか?そんなに」みたいな。
それと自分の価値観を照らし合わせてみる。
例えば、「やっぱお金稼ぎたいんだよね。いい家住みたいし、男としては別荘くらい持ちたいじゃん」って言われて、「あれ、なんか違うな」と思ったら、違うんだろうし。
「確かに別荘欲しいし」と思うなら、それはそうだろうし。
自分のロールモデルっぽいなと思う人の価値観を聞くと、自分を相対化してみれる。
その人と自分の価値観との近さとか遠さとかを見つめられるんで。

自分から聞かないと、本人から話さないでしょ。
「俺の価値観はね」とか言わないでしょ。それは聞くしかない。

2つ目は、最初にスナックに行ったきっかけ。

母親がスナックすごい好きで、連れて行かれてたの。もう5歳とかくらいから。
最初入るのは、未だに抵抗はありますよ。一瞬「やだな」とか、「この先に面倒くさいことが待ってるな」と思いながらもドアを開けることが、好きなんですよね。
起業家っぽい感じ。みんなそういう人多いですけど。
ここに5億張ったらヤバそうだけど、5億張っちゃおうみたいな。
張ったら辛いことの方が多そうだけど、張っちゃおうみたいな。そんな感覚。
だって、「暴力団関係者お断り」とか書いてあるし、パッと開けたら皆こっち見るし、それでもなんか自分に試練を課したいという謎の性格

前田さんは、基本的に聞き役に回っていて、「それで、それで」とか「本当におもしろいなー」など、やっぱり相づちと引き出しが上手でした。

終わりの挨拶「伝えたいことが2つあります」

最後に前田さんからのご挨拶
「みなさんに伝えたいことが2つあります。」

今回のタイトル当てでは、たまたま当たった人や、回答を全部コピペして書いたという運営の穴をついた人もいたそうです。それを受けて、

「人生に大切なこと
①運を持っていること
②ルールを理解した上で手段を問わず戦う戦略性

今日の参加者は、どちらか持っているはずです。
自信の無い人が多かったので、自信を持って生きていって欲しい。」

「この会に参加した人同士で、横のつながりを持って欲しい。

ということでした。
僕はカイジを学生に読ませるくらい、完全に②戦略性タイプです。
でも、①運がとても大事だと思っています。昔、どうやったら運が良くなるかを本を読んで調べました。その1つは「誰と付き合うか」。
①か②を持つ参加者との繋がりは、運が良くなることにつながるじゃないかと思いました。

おわりに

前田さんに今やってる仕事などを話しまして、「何か一緒にできることがあったら言ってください。」と言っていただきました。
もちろん社交辞令なわけですが。
ただ、以前に「日本を変える100人」という記事に出た方と「仕事したい!」って思って、3年後に一緒に事業を立ち上げたことがあります。
芸能人以外なら、会いたい人には会えたし、結構仕事する機会も作れています。もちろん②戦略と実行の積み重ねなんですけど。
なので、前田さんとも実現してみたいなと思いました。

▼お知らせ
大学生と取材するインターンの命運をクラファンに賭けています。
学生からは好評で開催したいのですが、運営するのは金銭的にも心身的にもキツいです。。。
達成したら絶対やらないといけないので、ドSな方からのご支援をお待ちしてます。(笑)


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