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THE 1975"Being Funny in a Foreign Language"を聴きながら、考えたこと全部書く。

※この文章はタイトルにあるアルバムを聴いている最中の思考を全て書き出したものです。その為ナンセンスな個所が多々ありますがご了承ください。



the 1975ってイマイチよく分かんないな~と思っていたらなんだこれ、ほとんどライヒじゃん。でも書いている途中から出てきたボーカルのかんじは1975だね。あ、この手拍子は完全にライヒだ。オーケストラがちょくちょく出てくる感じもいいね。the 1975って正直ケバイと思っていたけどこの出だしはかなりいいね。ああ、こういう風にバシバシ書いているのは疲れるなあ、でもやっていきましょう。45分間。最後に向かうにオーケストレーションが華やかになっていくのも好みだなあ。なんだかこれはらしくない、なんて思っていたらthe 1975っぽくなってきたぞ。緩やかになって締めるのね。

それで二曲目はディスコティックなカッティングギターからスタートするんですね。サックス良いネ。謎の話声のサンプリングも意味わからなくて良い。あー、完全にthe 1975の歌ですね。ありがとうございます。でも今のところthe 1975の全アルバム中で一番良いかもしれない。大体ね、アルバム二曲目まででアルバム全体の印象が決まるところありますからね。これは意外といけるかもしれないにゃあ。にしてもこの曲、いい意味で洋楽っぽくないね。それこそシティポップとかに普通にありそう。前作で佐藤博サンプリングしていたし、そういうことなのかな。この感じを聞いたことがあるぞ~、と思っていたらPictured Resortだ。Southern Freewayに似ているぞ。他人の空似だけどね。この曲は今の時期じゃなくてもっと夏本番に聴きたかった感は否めないなあ。ギターとシンセ、サックスが絡み合うアウトロも素晴らしいね。

三曲目も良いじゃん。このアルバムはthe 1975で一番良いかもだね。今までthe 1975って折角だしもっとアッパーな曲やってよ~みたいに思っていたのだけど、これは完全にそっちに寄っているのか??ふーっふー。にしてもサックスがさっきから良い味を出しているなあ。そして手拍子。もしかしたら一曲目って「このアルバムに出てくる音の紹介」だったのかな?クレジットを最初に出す映画みたいな感じ?今思うと一曲目はDay in the lifeっぽかったな。

そして四曲目。はいはい。正直この手の1975曲は苦手だったんだけれど、クラシカルなチェロがいるだけで引き締まりますね。このアルバムは「クラシック」ということなのかな?ワルツを踊れ的な?New Trolls的な?と思いきやいきなりギターとドラムスだけで聴かせたりする。緩急素晴らしいね。これ歌詞分かったらきっと良いんだけどね~雑魚雑魚TOEICな僕には難しい。あーこのスライドギターはすてき。あれ、これは3rdのインスト曲的な雰囲気も若干あるのかな。正直アレわかんなかったんだよね~。絶賛されていたけど。the 1975への苦手意識はあそこで決定的になったと思う。でもこのアルバム聴いた後だと理解が深まりそうだね。これはそこの延長線上にあるような気がするよ。

五曲目。いきなりカットアップ?かと思いきや普通にメロウに歌い始めた。the 1975と冠しているだけあって、この人たち滅茶苦茶AORですよね。シティポップ好きなんでAORもいける口と思われるんですがそうでもないという。AORって「置き」に行っているんですよね。シティポップは結構攻めているんですけど。その点プログレの方がシティポップに近いと思う。で、the 1975はちょっと尖っているAOR(ELOとかね)と同じ雰囲気を感じていて、そこら辺があまり得意とは言えない僕には合わなかったんですよね。でも、この曲みたいなカッティングギターの雰囲気や前衛音楽じみたオーケストレーションは非常に好みですね。これ高校生の頃聴いていたら人生変わっただろうなあ。なんて思いながら足を冷やして聴いているよ。

六曲目。相変わらず素敵なギター。大体アルバムの方向性が分かってきた。このアルバムはシティポップとポストクラシカルだね。僕の好き好きジャンル二大巨頭そろい踏みですね。これは神が言っている、お前はこのバンドを聴くべきだとね。いえいえいいえー。各パートがバラバラでポリリズム的なのに縦にぴっちりと揃っていて、譜割とか見たら面白いだろうなあ。この人たちパラデータとか公開してたっけ。前作ではやっていた気がするから今作でもやってそうだけどね。目がかゆいこととかもどうでも良くなってくる気がする。あーギターソロ。これなんかのシティポップと似ているな。忘れた。最近記憶力がだめになってきている。元からかもしれないがさらに。

七曲目にきて今までと雰囲気が違う。アダルティな感じだ。ジャズバー?なんだこのニューヨークの夜景みたいな曲。今までカリフォルニアの海だったじゃないか。カリフォルニアを返せ!カリフォルニアを返せ!(市民運動)まあでもこれはこれで。あ~ストリングスのアレンジが「AORあるある」みたいになっている。オモシロ。the 1975をオモロとして消費する男、EPOCALC。第一こんな適当なレビューを書いている時点で終わっているのだが。メロもあるあるネタだな~本人たちも爆笑しながら録音したんじゃないか?

八曲目はインディーロック然としてきたぞ。そういえばこのアルバムって何曲入りだ?11曲か、なら七曲目でB面だから雰囲気を変えてきたのかもね。A面はA面としてB面はB面として的な。この曲もなかなか良いですね。一曲目を彷彿とさせるピアノ回しがいいね。お、ヨナ抜き音階シンセありがたい。同じフレーズを違うところに使うのはSmileっぽいよね。ビーチボーイズ。そういえばこの人たちイギリスの人なのにアメリカっぽいよね再三言われているけど。

九曲目も落ち着き目だけど七曲目とは違った趣だぞ。グローバーワシントンジュニアのバラード?エレピは良い楽器ですよ。本当に。鍵盤って癖があるからギターみたいにいつでも入れられるわけではないんですけどエレピは例外。これはね、いつ入れてもおいしい。でも一番輝くのは?と問われたらこういう曲だよ。素晴らしいね。そしてクラシカルなピアノ回しもくる。これもいいね。ふにゃふにゃなっているエフェクトともいい具合にマッチしているあ~。ちょくちょく出てくるサックスが本当によいね。今作のMVPですよ、サキソフォンプレイヤーさん。なんだかSam Gendelみもあるな。

そして間をおいて十曲目。またライヒだ。ライヒ最高!こういうミニマル曲は実際にライブで見たいよね。そしてポップスに繋がっていく。くるり?あれ、もしかして洋楽のくるりが1975なのか??ファン層がかぶっている気がしてきたぞ?これは仮説として検証が必要かもしれないね。そして音響処理はこの曲が一番良いね。アンビエンスというんだっけ、それがあるよね。シューゲシューゲと連呼している人が好きそうだよね。誰かがシューゲと言いながらこのアルバムをTwitterに乗っけていたけどこの曲のことを言っていたのかな。yandereっぽい。yandere知ってます?こういう感じのポップス作る人がいるんですよ。bandcampに。サブスクにもあったから聴いてね。あ~女性ボーカルありがたいです。こういう曲には入れるべきだよ。べきかな。べきとも。にしても前半戦であんなアッパーだったのにアルバム内で違和感なくこういう曲に切り替えていく手腕は凄いね。DJかいな。そしてサックス。もう、おいしいところ全部持っていくじゃん。最高。終わり方のわちゃわちゃも好きですよ~こういう終わり方。

そして最後は音作りを変えて、乾いた感じに。何故かREMを思い出した。何故だ。そんなに音楽性は近くはないのに。でも出てくる場景は同じなんだよね。海外の田舎町。こういうのを地平線の向こうまで続いている道を走る車の中で聴いたら楽しいだろうね。それでいてイギリスの湖畔地方みたいな感じもあるなあ。ピーターラビットにも合う。ピーターラビットのおうちは大きなもみの木の上にあるんだぞ。エアプ乙。お、ポストクラシカル風のオケは本当に良い。やはりこういうことがポップスでできるようになっちゃったからプログレが不要になった説はあるよね。そして終わっちゃうという。あ、一曲目の頭を再生して終わるんだ。サブスク時代にアルバムを意識させる構成ですね。これは一考の余地あり。


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