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【748回】映画「ブラザー・サン シスター・ムーン」を見た

映画「ブラザー・サン シスター・ムーン」を見た。

物語の主人公は、12世紀のイタリア、アッシジに生まれたフランチェスコだ。彼は裕福な家庭に育まれたが、映画では富よりも貧しさと自然との共生が表現されている。

フランチェスコは聖人として尊敬されている。
僕はキリスト教に興味はあるも信者ではない。教会に通いもしない。
しかし、なぜアッシジのフランチェスコを気にするか。それは、彼の祝日が、僕の誕生日と同じだからである。

彼が、僕と同じ日に生まれたわけではない。10月4日が祝日になっている理由は知らない。単純に、何か縁を感じた。それだけである。

20年前になる。イタリアに訪問した。ローマ〜フィレンツェ〜ヴェネツィア〜ミラノと回った。このルートでは、アッシジを通らない。
あれから、外国を訪問していない。行ってみたいなあと空想にふけるばかりだ。

Googleのストリートビューで、アッシジの景色を眺めながら、フランチェスコを思う。

家の窓から外を見る。白く、雪に覆われた世界だ。鳥の鳴き声が聞こえる。風が吹いている。僕にとっての、あるがままの世界だ。忙しく生きにくい世の中に、自然の中に存在している。僕も自然の一部である。神が与えられた、神の兄弟姉妹たる、太陽や月とともに、ここに存在させてもらいたい。