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バービーボーイズのお話

中学1年生のS少年が塾に通いながらレンタルレコードを借りまくって出会った珠玉のバンド。それが、バービーボーイズ。

出合いは確かテレビで「負けるもんか」のミュージックビデオを見たんだと思います。
当時はミュージックビデオを専門に流す番組などなかったから本当に偶然見た、という感じでした。
確か土曜日の朝の情報番組だったかな?
見た瞬間気になってしまい、レンタルレコード屋さんに行ったときに探しました。
しかし、シングルレコードがなく、アルバムの所を探したら…ありました!
それが、2ndアルバムの「free bee」でした。
結果的にみるとこれが大正解だったのでした。
このアルバム、本当に何百回も聴いて1番聴いたアルバムかもしれません。
捨て曲一切なし、どころか全ての曲が輝いてました。
最初の曲が、midnight  peepin' 

ベースのイントロからシビれてしまいました。

そしてギター。
イマサのギターって不思議なんですよね。
ある記事でみたんですけど、リズムギターとサイドギターとリードギターを全部ひとりで演奏するスタイル。
まさにこの曲がそう。
気持ちいいんですよね。
もっと評価されても良いと今でも思うんですよね。

そして歌詞はまぁ、ノゾキの歌なんですけど、カーテンの影を見てあらぬ想像をするって感じですが、バービーボーイズって情けない男の歌が多いんですが、まさにこの曲がそう。
このアルバムだけでも「ドンマイドンマイ」や、「ダメージ」なんかもそうですね。
やせ我慢系?みたいな。

戻りますけど、次の曲が「負けるもんか」

数少ない杏子さんのメインボーカルの曲。
比率として、アルバムでもコンタさんが7、8割で杏子さんが2,3割ですよね。
そこらへんが時代ってこともあるのでしょうが、昔は女性ボーカルのロックバンドが少なかったですし。
難しい問題ですよね。個人的に解散したのってそこらへんの事もあるんじゃないかな?って思ってるんですけど。
曲の解説に戻りますけど、杏子さんのメインボーカルですけど、サビではコンタさん節も聴けて更にアンサンブルも最高で、かなり満足度が高いです。

次が「チャンス到来」

1曲めからこの曲までの怒涛の展開で最高です。
もっと言うと、捨て曲が一切なく、ベストなアルバムだと思ってます。
このアルバムに、同時期にリリースされた12インチシングルの「C'mon let's go!」もあわせてがベストです。

一般的に言われてますが、そのアーティストの全てを凝縮したアルバム。
例えば、キャロルキングの「タペストリー」や、ストーンズの「ベガーズ・バンケット」のように。

残念ながらこのアルバムはセールス的には振るわなかったですけど。
このあと、「何だったんだ!?7days」でブレイクしていくのですが、僕的にはやっぱり「free bee」の頃が1番好きでした。

同じ気持ちの人がいたら嬉しいなと思い書いてみました。

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