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障害者雇用 日々つれづれ Teamsチャット

今の会社では、社員間のコミュニケーションツールの一つとして、Teamsというソフトが使われている。

メールするほど大ごとでもない、でも伝えておきたいときや、ちょっとしたおしゃべりをしたいときに便利なチャット機能である。

メールは丁寧な表現で敬語がふんだんに使われていて固い文面になってしまうのだが、Teamsのほうは丁寧語を使いながらもフランクな感じで、おしゃべりをしているような感覚になり、なにぶん気が楽である。

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人事部にはひとり(少なくとも見るからに私より断然)若い女性がいらっしゃって、よくチャットでメッセージをくださるのだが、最初はその画面を見て立ちくらみがした。

というのも絵文字が豊富に使われていてなんともハッピーで超絶楽しくてめっちゃ元気なの!って感じ(もはや死語)、だからである。

私も同じように返さねばならないのかと思うと口があんぐり開いてしまったのだが、1文書くごとにスマイルだのハートだのウサギちゃんだのを一生懸命探しだしてペタペタと貼りつけ、おはようございますのときは太陽か、クエスチョンマークもピンク色のかわいいやつがいいのか、とか苦戦しながら文章を作成することになったのである。

真剣に悩みながらやっとのことで文章を作成し、これでいいのか?とおどおどしながら送信ボタンを押すという、もはや仰々しい一大行事である。

最初はメールだと時間を割いてきっちりと文章を書くので、チャットのほうがちゃちゃっと済ませられて便利だわとか思っていたのだが、私にとってはチャットのほうが断然時間がかかって、精神的にもこの上なく追い詰められるものなのである。


一方、同年代の男性は、Teamsであっさりとした文面を送ってくださる。
絵文字の盛り付けが年齢によるものなのか性別なのかは分からないが、彼の文面を眺めて、とりあえず私はシンプルに送りたい派なのだなと実感した。

よって、開き直ることとした。

もう絵文字は使わず、文字一筋にこだわり続けてこの先の人生を歩んでいこうと強く決意をあらたにしたのである。

よし、絵文字の誘惑に断固として負けず、自分をいさぎよく貫こう、と。

それ以降すこぶる気分が軽くなり、Teamsでのコミュニケーションもスムーズに取ることができている。

覚悟を決めたら大したことなくて、私が質素な文面で送っても、若い女の子は相変わらずキラキラとまばゆい文面で返してくれるので、気にすることなんか何もなかったのだ。

絵文字の活用がとことん不器用な私の場合、シンプルな文面にするのは、時間も削減でき、なによりストレスフリーである。

そう、文字のみのチャットは、心身すみずみにいたるまで良い効用をもたらすのである。

・・・と開き直るのも、大事である。

ーーーーー日々つれづれと続く

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