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よちよちクリスチャンの聖書ノート

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幼子のようなクリスチャンの私が、幼子のような目で聖書から発見した真理をお伝えします。
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2022年9月の記事一覧

癒やされる人、癒やされない人

はじめに聖書には、イエス・キリストによる癒やしの奇跡がたくさん書かれています。 ところが、イエス様でさえ癒やせなかった人たちが聖書には出てきます。 それは誰でしょうか。なぜ癒やせなかったのでしょうか。 そもそも、癒やしとは一体、何だったのでしょうか。 これはとても大切なことですから、ご一緒に聖書から確認してみましょう。 癒やされなかった人たち癒やされなかった人たち。それはナザレの人々です。彼らは幼少期のころからイエス様を見てきた人たちです。まさか自分たちの知人がメシア

真理に歩むとは

はじめに「真理」という言葉は、私たち日本人にとって「本当のこと」という程度の意味しかありません。 それで、「真理」を知っていれば、真理に属している気になるのです。 けれど、ユダヤ人にとっては違います。 彼らにとって「真理」とは、歩むものなのです。また、従うものであり、行うものなのです。 私たちもこの認識を持たなければ、けっして真理を受け取ることはできません。 ご一緒に聖書から確認してみましょう。 真理とは何か異邦人である私たちは、ピラトと同じ質問をするでしょう。

なぜ十戒が大切なのか

はじめに律法にはいくつかの種類があります。キリストを予表するもの、違反を指し示すもの、民を異邦人から隔てるもの── その中でも、特別な律法があります。ただそれだけが石の板に書かれ、契約の箱に入れられ、聖所に運び込まれました。 そう、十戒です。 なぜ十戒は特別扱いされるのでしょうか。 そこには、私たちが絶対に知っておかなければならない事実があるのです。 十戒とは何かその文面は、出エジプト記20章や、申命記5章に書かれています。 これが十戒です。 要約すると、次のよ

罪を犯しても大丈夫なのか

はじめに今回は、なかなか人に聞けない、気になるテーマを扱います。 ずばり「罪を犯しても大丈夫なのか」というテーマです。 大丈夫だという人もいれば、大丈夫ではないという人もいます。 一体、どちらが正しいのでしょうか。 聖書はどう言っているのでしょうか。 ご一緒に確認してみましょう。 罪とは何かまずは、罪とは何かをはっきりさせましょう。 罪とは不法です。神の律法に違反することが罪なのです。 二つの罪聖書をよく読むと、罪には二種類あることが分かります。 それは、過ち

パウロは偽使徒なのか

はじめにパウロを偽使徒だと教える人たちがいます。 パウロが、まるでイエス様と異なる教えを述べているように感じられるからです。 気持ちはわかりますが、これは間違った考え方です。 今、慎重に、聖書から確認してみましょう。 律法廃止論パウロを偽使徒とする教えは、「パウロが律法を無効とした」という誤解からきています。 律法について、イエス様は次のように言っておられます。 一方、パウロは次のように言っています。 まるで真逆のことを言っているようですが、そうではありません。