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【法人用】パーラーアオイ早番会議・1

ここはパーラーアオイの休憩室。それぞれが飲み物を持ち寄り、足のぐらつくテーブルを囲うように早番三人がパイプ椅子に座った。勤務を終えて着替えた後、いつも30分ほど語らう。

美咲「それでは第一回早番会議を始めまーす」
翔太「唐突すぎw」
「早く帰りたいのですが」

なぜアルバイトの美咲が会議を開くのかという疑問は、誠にも翔太にも一切湧かなかった。美咲の唐突な行動はいつものことで、その突飛さこそが暗くなりがちな早番の雰囲気を明るく保っているのを二人は知っていたからだ。

美咲「ああもう、うっせぇわ男共。今日のテーマは、いきなり責任者を名乗りだした大成をどうするか。そして閉店後の身の振り方です」
翔太「社長の息子なんて俺らじゃどうもできないし。閉店したら他の仕事探すでしょ」
「美咲さんは夜学があるから学業に専念されては?」

男二人からは極めて常識的な意見が飛び出る。

美咲「はいそこうるさい。せっかくクソ店長がいなくなったんだし、今までやれなかったことをやろうってんだよ。それで客が増えたら社長だって閉店を考え直すかもしんねーじゃん」
「客、じゃなく、お客様ですよ」
美咲「へいへい。お客さんお客さん」

口の悪い美咲と、それを矯正しようとする誠。何度となく繰り返されてきた光景ではあるものの、誠自身、彼女が口調を直せるとは微塵も思っていなかった。

翔太「ミサキチは何をやりたいんだよ」
美咲「お、よく聞いたぞ翔太。あたしはね、甘海を4コースの手前に移動したい」
翔太・誠「は?」

予想の付かない発言に、男二人の声は見事にハモった。

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