働き方改革をザックリ学んでみる
note読者さんからパチンコ業界の過重労働についてメールをいただきましたので、労務に詳しい方(業界外)から働き方改革の話を聞いてみました。「働き方改革はやろうとすればするほど失敗しやすい」という、何とも私が好きそうなテーマだったので、要約しつつ語ってみようと思います。
パチンコ業界の労使関係
先日のnoteやツイッターで書いたとおり、避難指示、避難勧告となっても営業しようとするホールに対して私は否定的な立場を取っています。もちろんnote読者さんの中には通常通り営業されたホールさんもいるでしょうし、同意できない方もいるでしょう。強制するつもりはなく、あくまでも私個人の意見として話を進めさせてください。
批判的な立場を取る論拠は一点のみ。「避難しろ」と国が言っているのに無視し、働けと強要する行為は令和の世の中で許されるのかという点です。パワハラどころか法令違反。昭和の体育会系は日本を経済大国へ押し上げましたけど、今や労働契約法第5条の時代です。平気な顔で法律を犯す経営者に付き従う社員は、令和の時代ではそれほど多くないでしょう(逆に貴重ではある)。
ホールだけでなく、メーカー営業マンもそう。売れていた時代の感性で「365日お願い営業してこい!」などという昭和の肉弾戦をやらせる営業本部は、会社の規模を問わず存在する。土日に営業かけたってオーナーなんていやしません。店長から「大変だねぇ。まあコーヒーでも飲んでってよ」と言ってもらえたら良い方で、「クソ忙しい土日に何しに来やがった」と嫌われるのが関の山です。
営業本部長は社長の顔色ばかりうかがいますし、そもそも「黙ってても売れた時代の人」ですから時代錯誤な決定を平気で行う。営業マンはひたすら疲弊していくというパターンです。
この点サミーは親族に自民党議員を擁しているだけあって、安倍政権の推し進める働き方改革に成功していると聞きます。一昔前は「転職するなら西陣」と言われた時期もありましたけど、今はサミーなのかもね。
上場企業なので簡単に入ることはできませんがw
営業だけでなく開発についても時間外労働は当り前。多くのメーカーは過重労働となっているようです。藤商事は比較的まともと聞きますね。
大企業でさえ守られていない労働環境ならば、販社や業者、開発系協力会社などは悲惨ですわ。
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