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【趣味】燻製

病気の話ばかりなのもあれなので、趣味の話も。
けっこう多趣味だという自負があるのだが、その中から今回は「燻製」について書いてみようと思う。

最初はキャンプで

コロナ禍で暇を持て余してしている時分、キャンプに行くことになったので前から興味のあった燻製に手を出してみることにした。
少し調べて、岡持ち型の燻製器を購入。
チップと食材を用意し、いざ初挑戦。

最初は燻煙が出すぎたり、温度の調整が難しくて大変だった。
しかし仕上がった燻製の美味しいこと!
自分で苦労して燻し、そして外で食べることで、普通に売っている燻製の
何倍もの美味さだった。

自宅中が燻製の匂い(臭い)に

キャンプ燻製で味を占めた私は、無謀にも自宅(マンション)でも挑戦することに。
しかし手持ちの燻製器は完全に屋外用。
いったいどうなったかは、容易に想像できると思う。

燻製自体の仕上がりは御覧の通りで、2週間くらいは燻製充だった。

だが当然のごとく、燻製器の隙間からモクモクと溢れる燻煙。
家中が燻製の匂いになってしまい、数日ずっと換気し続ける羽目になってしまった。
食べ物としてはいい匂いの燻製も、部屋に染み付くとなかなかに気持ちが悪く・・・。
屋外用の燻製器は、二度と屋内では使わないと誓ったのである。

屋内用の燻製ポット

それからしばらく間が空いたのだが、再び燻製をしたくなってきたので屋内用の燻製器を購入することに。
色々調べた結果、IHでも使えるおしゃかわな燻製ポットをお迎えした。

1回で燻せる容量は少ないものの、燻煙をほぼ逃がさずに内部で滞留させることで、比較的短時間で仕上げることができる優れものである。
チップのコスパが悪いのが難点ではあるが、そもそもそんなに高いものではないので気にするほどのことではない。
慣れれば15分で1回、入れ替えに5分と1時間で3週くらいは出来る。
私の場合は、5時間くらい使って大量に仕込む。
今日は燻製するぞ!という気持ちで、ずっとキッチンで煙と向き合う時間はなかなかにいいものだ。
合間に本くらいなら読めるし、そういった意味でもちょうどいい。

仕上がった燻製は粗熱を取り、冷蔵庫で一晩寝かせる。
そうすることで味が落ち着いて、また一段と深い味になるのだ。
つまみ食いくらいはするが、本格的に食べるのは明日まで我慢、である。

お酒と一緒に、映画のお供に、在宅ワークの休憩に。
さらにこの燻製を使って、パスタやホットサンドなどを作ってもいい。
燻製によってもたらされる圧倒的な自由が、そこにはある。

煙で育てるという感覚

定番から珍味まで、自分なりの食材を、チップの種類や温度、時間を調整しながら育てていく。
それが美味く仕上がったときの満足感は、他に代えがたいものがある。

もちろんたまには失敗もある。
私の場合、カマンベールチーズをカットしてから燻してしまい、当然のように溶かしまくってしまったことがある。

だがこれはこれで、考えようによっては即席燻製チーズフォンデュではなかろうか。
実際、奥の燻製ウィンナーを付けて食べると絶品だった。
失敗したからこそ味わえるその経験は、私をさらなる深みへと導いた。

冷蔵庫を開けると、そこに燻製のある生活。
興味がある方はぜひ手を出してほしい。

ちなみに私が購入した2つの燻製器はこちら。
同じメーカーなのは偶然だが、どちらもおススメ。
これ以外にも本当にたくさんの種類があるので、調べるだけでも楽しい。
ぜひ。


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