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GRIT② 無力感からの脱出

僕のnoteを開いていただきありがとうございます。 子ども時代に経済等の理由でよい教育を受けられなかったので、社会人になった今でも苦労しているという方々は多いと思います。運が悪い?親ガチャが外れクジ? いやいや今からでもなりたい自分へどんどん近づいていけっますって。という話の第2回目になります。 GRITという有名な書籍があります。この本には目からウロコな記載がたくさん書かれています。そこで、僕なりの解釈や実経験を交えながら「やり抜く」というよりもキーワードから、大人にな

GRIT① ダーウィンさんには適性検査むつかしい?

僕のnoteを開いていただきありがとうございます。 子ども時代に経済等の理由でよい教育を受けられなかったので、未だに苦労しているという方々は多いと思います。運が悪い?親ガチャが外れクジ? いやいや大人になってからなりたい自分への道を自ら歩いていけば希望は見えるはず。そうは思いませんか。 GRITという有名な書籍があります。この本には目からウロコな記載がたくさん書かれています。素晴らしいです。そこで、僕なりの解釈や実経験を交えながら「やり抜く」というよりも「やり抜けてしまいま

経済格差と教育格差 考えてみた

僕のnoteを開いていただいた方、ありがとうございます。 今回は以下な感じで進めてまいります。どうぞ最後までお付き合いください。 1. ここまでの話親世代の格差が子どもに引き継がれてることが、教育格差の一因であるという話があります。報道や論文等でも公開されていることから信ぴょう性の高い事象なんだと考えられます。 過去6回にわたって、イノベータの育成が、教育格差を解決するピースの1つになりえないかと思い、noteにつづってきました。 経済格差や環境格差等に起因する子どもた

教育格差とイノベータ⑥

「教育格差に対して支援そのものを不要にする」という改革アプローチに「イノベータ育成」が処方箋のひとつになりえないか の第6回です。 今回がこのシリーズの最終回になります。 今回は「6章 イノベーションの未来」で掘り下げてみます。 1-5章を掘り下げて、私見を交えながら、若きイノベータ群像と彼ら彼女を取り巻く学校環境に触れてきました。 最終回では、イノベータに育つために必要な環境を学校卒業後の就業環境にまで広げて考え見ます。 以下のそれぞれの切り口でみていきたいと思います

教育格差とイノベータ⑤

「教育格差に対して支援そのものを不要にする」という改革アプローチに「イノベータ育成」が処方箋のひとつになりえないか の第5回です。 今回は「5章 学びのイノベーション」で掘り下げてみます。 現在の一般的な学校教育では、イノベータが育ちにくいと筆者は主張しています。 いったいなぜなのでしょうか。 高校は大学へはいるための教育を重視、大学では社会で必要とされる論理的思考や批判的思考、文章能力のレベルを上げることが困難であるという話は、どこかで聞いたことのあるようなある意味一

教育格差とイノベータ④

“「教育格差に対して支援そのものを不要にする」という改革アプローチに「イノベータ育成」が処方箋のひとつになりえないか の第4回です。” 今回は「4章 社会イノベーター」で掘り下げてみます。 一見、問題児と扱われたり、ADD(注意欠陥症候群)といった行動上の問題を抱える生徒たちは、ポテンシャルやヤル気があっても、定型の集団行動を要求する学校のカタにはまることができず、悲しい結末になってしまうケースがあります。 絶滅の危機に瀕するウミガメの保護活動で世界的に知られるザンダー

教育格差とイノベータ③

「教育格差に対して支援そのものを不要にする」という改革アプローチに「イノベータ育成」が処方箋のひとつになりえないか の第3回です。 今回は「3章 STEM系イノベーター」で掘り下げてみます。 前回のカーク・フェルプスのように余裕のある家庭ではなかったジョディ・ウーですが、イノベータへ育つに仮定において2つの共通点がるように感じられました。 1つは、子どものころに様々な世界を見ることができた点です。 子どもに知らない世界を見せ、自ら考え経験させるということが今の世の中、

教育格差とイノベータ②

「教育格差に対して支援そのものを不要にする」という改革アプローチに「イノベータ育成」が処方箋のひとつになりえないか の第2回です。 今回は「2章 若きイノベータの肖像」で掘り下げてみます。 カーク・フェルプスは若くしてiPhoneのプロダクトマネジャーに抜擢されたイノベータ。何がどうなってそういった子に育つのか。 実は僕自身、プロダクトマネジャーの経験があります。企画、商品開発、背製造生産、営業企画、宣伝とまさに多岐にわたる横断的なポジションであり、様々な知識や経験が必

教育格差とイノベータ①

親世代の格差が子どもに引き継がれてることが、教育格差の一因であるという話があります。報道や論文等でも公開されていることから信ぴょう性の高い事象なんだと考えられます。 格差の世代間連鎖に起因する教育格差は子世代の収入等に悪影響をもたらしているという話ですが、行政による政策支援、地域NPOやボランティアによる支援によって少しづつですが解消へのベクトルは見えているように感じます。 一方で、教育格差のない社会の実現へはまだまだ遠い道のりであることは僕を含め多くの方々も同様に感じら