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「闘病日記」「小説風表現に挑戦」「都度更新します、応援よろしくお願いします」

#精神科 #精神病 #統合失調症

この記事を書いた人 #えおうお日記

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▶投稿してしまった事の経緯

▶自己紹介動画(仕切りなおし)

最終更新日時 なう 2024/07/18  1:35


目次




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私の体験を基に表現しています。

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1章 強い匂い


「なあんだ。あんた、ぜんぜん俺より面白いね」

とつぜん、目の前の先生は、私に向かってそう呟いた。そう聞こえた気がした。ただたわいのない会話をしていただけだというのに、どうしたというのか。

目の前にいるのは、哲学家兼精神科の医者を勤める先生だ。そのふたつの実績のある先生の助手をさせてもらっている私が、そんな言葉をくれるなんて嬉しかった。

私たちは、先生の病院の屋上に立っていた。
風がなびき、風景も見渡せて気持ちの良い場所だ。

冷たい風の冷気を思いっ切り吸い、肺を満たして喜びに浸っていると、先生が心配そうに見つめてきた。

「なかなか会話する時間をあげられなかったがすまない。そろそろ病院内の病棟Cに戻っていただきたい」

「はい」

そう、私はxx病院の精神科に入院している。

私の診断された病名は、統合失調症。
病状は、まだない。

なんだか、吾輩の名は猫である。
名前はまだない。

に似ていて、面白い。

そうそう。

考えがまとまらなく、精神薬を抜いてしまうと、
我を忘れて、話を聞かず、
走り去ったり、暴れてしまうらしい。

なんともまあ、自我がない時の病状なため。
本当に怖い。

まあ、考えがまとまらないというのは、
考えをふくらませることが得意と思うのだがね。

病棟に戻ると、私は、積極的に、
そういったクセをつけるように生活したため。

治る見込みは知らされていなかったが、
完治する見込みはないと言われるも同然だった。

そのままの状態で退院して、
この日記を執筆している私はもう4年が経つ。

あの先生はどうしているだろうか。
心配をかけた家族はどうしているだろうか。

どうしてこんなことになったんだろう。

振り返ってみることにする。


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    章間

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2章 精神病を患うわたしとは


私は自分のせいで精神病を患ったのか。
それはわからない。
大抵の人は、環境について考える、
そのためのきっかけを与えられ、
悩みを背負わされる。そうして、
私は思想観や哲学、煩悩に目覚めた。

なんだかわたし、戦場に立ったつもり!と。
自分に酔いしれる。
いまの環境に酔ってしまう。

「なに?」
「あんた、戦場で俺の立場と対等だと?」
「そう思ってんの、傲慢だよ」
「おまえは俺の戦場の環境と違うんだよ」
「ふざけてんの?」

ぐさっ、と自分を否定する声に責められる。

過去の私からバトンされた、
アタマのなかの荷物が多かった。

あやうく、最近はじめたnote記事で、
悩みの荷物を大量に、
誰かに押しつけようとしたところだった。


悩みは荷物で重いので、
敵(ヴィラン)だな、と想像していた。

「悩みがあったんです」
「ただ、それだけなんです」
「ほんとうに、たったそれだけで」
「悪の道に走りました」

なんだってんだ。


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3章 人が哲学を作るのに、哲学が人を作っているのはおかしいと思わない?


この言葉を、とある日の夜、先生に言われた。

数ある知識のなかから、ひとつだけ。
ひとつだけを伝える勇気が、
わたしには不足していると言われた。

「うん」

「なにか、xxを伝えなければ」
「君に、いったい」
「どれだけの伝えたい思いがあるんだい?」

「わたしが、うまれた」
「そして、人生を作った」
「それだけで、いいじゃないか?」

当直医の先生は、コーヒーをひとくち飲んだ。

必死に考えを透明にしようとするが、
わたしは、
哲学が私を作るのか、私が哲学を作るのか、
そのどちらかで、と、
はじめの言葉でアタマがぐるぐるしていた。

すると、目の前の先生は、こう告げてきた。

「簡単なことを伝えたかっただけなの」
「あなたには想像する権利がある。夜にこんな話をするのは悩むかもしれないけれど、とにかく眠れないなら」

コトン、とコップを置いた。

「自分の身体を労ることを考えなさい」

これくらいで面談は終わりか、
と面談室をあとにしようと立つと、
当直医の先生は最後にこうアドバイスをくれた。

「聞かせてもらったけど」
「敵(闇の勢力)を作り出すなんて」
「闇にしたり明るくする役割はあるけど」
「それを考えると心がむしばまれるわよ」
「なにがなんでも病室の電気をけして。いいわね。ベッドでヨコにはなること。それだけは守って。」

「それじゃ、おやすみ」
「はい、おやすみなさい」

そう言葉を交わし、面談室をあとにした。



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余白

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4章 




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    更 新 中

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なんだか、リアルな体験を打っている時に限って、
文章が締まるのはなぜなのだろうか。

不思議だ。記憶と気分が引き締まる。


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