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女の文、男の文。若造の文、年寄りの文。

ネットをやっていて、何となくその人の人柄がわかることはないだろうか?

書いてある内容とか、写真の雰囲気とか、そういったもので薄々感じ取ることがあると思う。
もちろん、絵文字や顔文字、一人称も判別の要素になるだろう。

私はこれに加えて、文体が影響してくると最近強く思う。

このブログは偏見を多大に含んでいるため、気分を害した方に対して先に謝っておく。
大変申し訳ございません。


私は若造に分類されるだろうが、それもうっすら何かが滲んでいる気がする。
文末の断定が少ないとか、読点「、」句読点「。」がついている場所に特徴があるとか。
あとは奇をてらっておかしな体言止めをするし、文豪のまねごとをしてやたらに珍しい言葉を使いがちだ。

悲しいことによくやってしまう。
「ナントカして頂戴。」なんてメッセージを送ってた時期もある。
恥ずかしい。どこの令嬢だ。

反対に50代以降の年の離れた人になるとさらに
読点のつけ方が変わってきたり、言葉が堅くなったりする。
これは持論だが、シルバーの年齢の人は読点が若者よりかなり多い気がしている。

「これは持論、だが。シルバーの人は、読点が若者より、かなり、多い気がしている。」
こんな具合である。
うちのおじいちゃんもメールの文はこんな感じ。
読みやすさを考慮してくれているのかもしれない。

私なんかよりさらに年下の子だと、口語体が混ざることが多い。
ビジネスメールの文化に親しめば親しむほど、堅い文章で書き表わすのを好むのだと考えている。
開けっぴろげに話すのを諦め、斜に構えて型にはめた文章になってしまうのかもしれない。


そして、性別もうっすらわかる。
(昨今の「LGBTQQIAAPPO2S」の話は置いておかせてほしい。
さすがに話が煩雑になってしまう。
今回は性自認がはっきりわかっている人の、特にステレオタイプの話をする。)

まず男性よりも女性の方がテンションが高い。
何かを書くときに、「っ」と「!!」が入っていれば間違いなく女性だし、大体主婦である。
このパターンの人は返信もプロフィールもすべて元気で満ち溢れている。
テンションが高いブログを見るとなんとなく母を思い出してありがたく思う。

さらに絵文字が多いのは女性だろう。
チャットなどで絵文字を使う際、女の子の方のバリエーション「🙇‍♀️」などを選んでいるのはたいてい女性である。
いろいろな事情に配慮して無性別の「🙇」などを使う人もいるが、つけ方が過剰な方はもれなく女性だ。

反対に男性は異様に落ち着いている。
特にチャット文で顕著である。

「これをお願いしたいのですが。」
「良いと思います。」

簡潔で伝えることに特化したチャット文が送られてくると、ピリッと気分が引き締まる。
本来、文章は冗長な気遣いをせず簡潔に送れば十分なものだったのかもしれない。


以上が私の最近感じていることである。

文体から相手の素性がわかったところで何もないのだが、顔が見えないところからあれこれ詮索するのはちょっと楽しい。
文章を書いた背景にある人物像を想像しながら読むと、なんでもない日記でも味が感じられるのである。


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