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美しいひと
今の朝ドラは見てないのだが、ふっとのぞいたとき、女優さんたちが、職場の服として、白いブラウスのバリエーションと、カラフルなスカートを着ていて、すてきだった。そして、それが、モデルになった「暮らしの手帳」の精神なんだろうなと思った。ああ、わたしも、今のように、ものが大量になかったときのいさぎよさをわすれないようなしなくてはと思った。
そうだ。私が生まれる前の古いフィルムとかみると、どの国のひとも白を着ている人が多かった。それは衣食住が、ほとんど手仕事で、手間がかかっていたからだと思う。布をそめる、それさえも手間がかかったのだ。
そのなかで、きちんと洗濯され、丁寧に扱われた白いブラウスの清らかさ、色っぽさは、今、再現できない。しかし、その気持ちは、どこか心の片隅に残しておきたものだ。そんなことを感じた朝でありました。
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