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たべること、生きること

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#フルーツ

くだもの

くだもの

 朝の連ドラ「あさが来た」をみてると、明治時代はくだものが新しかったことがわかる。没落した主人公の姉は、親からみかん山をゆずられるし、娘の初恋にりんごがからむ。

 りんごといえば、島崎藤村の詩、「初恋」は、まだあげそめし前髪の林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり、と歌い上げている。

 明治のころ、改良されたくだもの、新しい栽培法が続々と輸入された。その新しいりんごと、

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いちご

いちご

 スーパーのイチゴ売り場をのぞいて、いつも値段をみている。だんだんと春が進むにつれて下がってくる。700円が400円だ。あと少しのしんぼうだ。その頃が、イチゴのジャムやらをつくるチャンスだ。でも、たいていその前にお菓子屋さんのイチゴフェアかなんかでイチゴを食べてしまう。今年も出先の喫茶店で食べてしまった。ちなみにいちごフレンチトーストでありました。そこそこにおいしいけど、ものたりない。その鮮度のな

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