テーラメイド食品
マイペースに書いていきます。今回のテーマは「テーラメイド」。
テーラメイドと聞くと、スーツなどの服のイメージが強いけど、既に各分野で浸透しつつある。特に、テーラメイド医療はこれから強力に推進されていくだろう。
なぜなら近年DNAの解析技術が目覚ましく発展してきており、低価格で自分のゲノムDNAの配列を調べられるようになることで、そのゲノム情報により、今まで知り得なかった各人の詳細な体質を把握できるから。これは医療を根本から変えることになり、寿命もさらに延びるといわれている。
既にジーンクエストという会社で割と低価格で一部の300項目以上の体質や健康リスクに関する具体的なこと(糖尿病に罹りやすいなど)がわかるらしい。これは今後10、20年で常識的なサービスになると個人的には感じている。
さらに当然ながら、私たち人間のゲノム情報は医療分野だけでなく、食品分野にも大きな影響を与えるわけです。各人に必要な栄養成分、逆に避けたい成分を除いた食事を摂取することで予防医療にも繋がり、さらに、嗜好性までも把握できるようになり、「味」及び「栄養価」の両面からアプローチ可能となる。
じゃあ具体的にどんな製品が生まれてくるのか?
国民一人一人が自分のゲノム情報(一部で良いので)を容易に手に入れられる前提で考えてみる。
個々に完全に合った食品を提供するには、いわゆる保健指導により具体的に食事内容をアドバイスを貰う必要があり、食製品として設計するには色んな課題(提供体制など)を克服しなけらばならない。
取っ掛かりとしては、より細かくカテゴライズされた製品が出てくるだろう。例えば、ゲノム情報から、味覚の鋭さを苦味◎、甘味○、酸味△…など把握できれば、「あなたのゲノム情報から導き出された嗜好性からオススメする製品はENZ no.○○です。」みたいなイメージですかね(笑)
ぼんやりしたイメージですが、これに近づいていくのは間違いない。
ただ課題は少量多品種の製造が可能となる、小回りの利く製造ラインを持てるか否かだろう。採算性も問題となってくるし。
今までは1つのブランド(製品)でいかに大きなマスを取るかだったわけだけど、その産業構造は大きく変わるだろう。
ゲノム情報×食品開発のプラットフォームを作るために、AI等を技術を導入しようと動き出しているメーカーは今後も生き残れると思う。
こんな時代の変革期に生きられるのは本当に有り難いことですね。
あと最初の日記で書くべきだったけど、コロナウイルス感染症と闘っている医療従事者の方、行政の方、物流関係の方…など全ての人に感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。
自分も世の中を少しでも良い方向に変えていけるように努力する。
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