見出し画像

初めてのコーチとの導入セッション

ちょっと前までは、ムンバイにいるインド人のコーチと半年に渡ってコーチングを受けていたのだけど、今日はまた新しいコーチとのディスカバリーセッションだった。ディスカバリーセッションとは、コーチングセッションを始める前に事前にクライアントの価値観や課題を発見するための時間。通常のセッションより長めの時間をとる。

それで今日は2時間、しっかり話を聞いてもらうだけでマッサージみたいな効果があるのだけど、それ以上の気づきがあってとっても感動的だった。会話の中で人の心の奥にスーッと入っていって発見したものを見せてくれるコーチは手品師もしくは海人さんのよう。アッパレ。私もああなりたい。

本日の収穫物のメモ。

  • 自分を突き動かすものを掘り下げる中で、いかに自己受容が足りていないかに気がつく。逆に、自己主導(前に進む力)は結構あって行動力となっている。例えていうと、エンジンが空回りしている状態。そんな人には不器用な自分を慰めて受け入れる自己受容を高めるのが第一歩らしいけど、なんだか反射的に抵抗意識が湧く(受容だと・・・????軟弱な!?みたいな)。ぬるいのは好きじゃないんだよなあ・・・と思いつつ、きっとこれに取り組むといいのだろうというのは頭では理解した。今はアクセルだけが機能していてブレーキがきかない車みたいな感じ。

  • ハードなオーダーを設定されて(して)それに応えるがこれまでのサバイバルのパターンだったこと。未就学の頃からよく頑張ってきたね、とあの頃の自分に声をかけてあげようと言うアドバイスを受ける。上記と同じくものすごく抵抗したくなるけど、でももう40年くらい頑張ってる気はする。自分の子供に同じ境遇を強いることはないだろうなと思う。

  • 人生の目的は何?と聞かれて話す。私は人間でも建物でも、その人が本来持っている美しさを発見してそれを取り出しみんなで愛でられる状態に持っていくのが喜びであり本望。これはコーチングでもマネジメントでも金沢でも多分同じことだなと思う。大体出会った人全てに美しさを見ることができるし、それをできれば仕事にしていきたい。

  • 自分を車に例えるならプリウスのフリをしているけど実はもうちょっと大きいエンジンを積んでいること。インターネット上に残す文章としてはおこがましいんだけど、外資テック企業にいると、自分の爪を隠して着ぐるみを着る必要がずっとあって、電気自動車のふりもしたくなる。そうこうするうちにもはや自分がそもそもどんな車だったかが思い出せなくなったり。でも確信できることがあるとすれば私はそんなバランスのいいプリウスなんかじゃないということ。どちらかというとポンコツなイタ車を想起。たまに早く走れるけど、たまにだけ。

  • サボタージュ(行動する私を止めるうちなる声)のバンドメンバー(大勢いるから、バンドのイメージ)が背後霊の如く私の後ろについている話。このサボタージュ研究をしているアメリカ人のアセスメントを紹介していただいたので次回までにやる!私の背後霊みたいなサボタージュバンドを明らかにして制御できるようになろう

と言うことで2時間のセッションでたくさんの気づきををいただくことになった。


最後に話の流れで、夫との出会いは神様からのどんなメッセージですか?と聞かれて「Take it easyって、神様が私に伝えにきたんだと思います。干し草のような匂いの人間にのせて」という言葉になった。夫については、いらない玉ねぎを買って来すぎるし、この人はポンコツだなあと思うことが多いのだけど、実はそれは神様の思し召しなのかもしれない。ずっと子育てが終わったら卒コンしようって決め込んでいたのに対して、もしかしたら夫の存在はそれ以外の意味合いもあるのかもしれないと思った。

うっかり前向きになりそうで怖い。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?