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生きる

新しい年も1ヶ月が過ぎてしまいました。
義理の母が2月いっぱいまで施設にあずかってもらっているおかげで、土日は庭の研修で京都に行くことができました。
写真はその時撮影した東本願寺の御影堂です。中には親鸞聖人の御真影が安置されています。
ちなみに明治28年の竣工で、平成23年に大規模な修復工事がなされ、平成31年に重要文化財に指定されました。

話は変わりますが、明後日は近隣からクレームの出ているお宅の木の枝おろしに伺う予定です。
このお宅に先日、下見に伺いました。
屋敷は崩れかけ、その周りはゴミが山のように積まれ、敷地に生えている木々は巨大化しうっそとしており近隣の敷地に葉っぱや木の枝が侵入し、近隣の人たちはかなり迷惑しているそうです。
猫に餌をあげていて敷地内には十数匹くらい猫がいるそうです。
こちらの件でもクレームが出ているそうです。
そんなこんなで、役所の稼働がかかったり、裁判沙汰にもなってしまっているようです。
下見の際には、世話人の方と一緒に伺いました。
電話も通じておらず、直接会うことができず、おき手紙でコミュニケーションを取っているということでした。
住人の方は女性の方で以前は教師をしていたそうで、世話人の方はその時に一緒に仕事をしていたそうです。
世話人の方の言うことしか聞いてくれないそうで、兄妹もいるそうですが全くだめらしいです。

さて、なぜこんなことになってしまったのでしょうか?
セルフネグレクト、それとも認知症か?はてまた、何かで近所の人たちと拗らせそれから自分の殻を閉じてしまったのか?
実際に本人と直接会っていないので想像の範疇を出ることは出来ませんが…我が義理の母も、認知症と判る以前は近所の人とトラブルを起こしたり、名誉棄損で裁判するなんて言われたこともあります。
自分自身も歳を取って一人になってしまったら、もしかしたら同じになるかもしれないと思いました。

この仕事をしていると、色々な人や家族関係、事情に出くわすことがあります。
この度の案件は結構(仕事的にも状況的にも)ハードな内容です。
一度拗らせてしまった人間関係はほぼ修復することは無理だと思いますが、この度の施主さんが、今後の生活をおだやかに送るための方策があれば良いなと思うことしかできない自分がここに居ます。

そして、猫の山下さんは、足元で寝ています。



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