審判講習会

先日、4級審判資格の講習会に参加してきました。
サッカー経験者ではあるので、基本的なことは知っていますが、試合で笛を吹く以上、ちゃんと資格を取ろうと思ったのがきっかけです。

 ※内容はざっくりこんな感じ
 ・制度や、県の審判員の現状(人数など)など、背景説明が1時間強
 ・競技規則の説明①が1時間強
 ・(昼休みを挟み)副審のフラッグの使い方の実技講習が1時間強
 ・競技規則の説明②が1時間強
 ・20分の試験と採点、事務連絡などで1時間弱

ちゃんと参加すれば、基本的に全員が受かる資格のようで、競技規則の説明①②では、最後の試験に出る部分を中心に紹介されました。
そういう意味ではありがたい進め方ですし、セミナー講師をすることが多い立場から見て、講師の方の熱意や声の大きさなども素晴らしかったと思います。

ただ、主催者側の目的は、僕のような立場での参加目的とは、ずれているのが残念でした。
そして、おそらくですが、参加者の約半数は、僕のようにジュニアサッカーで審判をすることになった30代~40代のコーチ・保護者です。

あくまで主観ですが、主催側の目的は、Jリーグも担当できる1級審判員につなげていくことなんだと思います。
実際、そこを目指す学生も4級から取得する必要があります。
その目的からすると、まずは副審を中心に、フラッグの扱い方の細かいテクニックや、外に出るボールの見送り方などについてもしっかり伝えるのは大事かもしれません。

一方で、約半数いる30代~40代のコーチ・保護者が、今からその道に進むことはほぼなく、そういう立場で知りたいことは全く違うところにあると思います。

サッカー経験の有無によっても変わりますが、例えば、ある程度のサッカー経験があり、資格取得前から一審制で笛を吹く中で、僕自身が特に知りたいと考えていたのは2つです。

①本来のファールの基準。
自分自身もですが、大人になるにつれて、お互いファールをするのが普通になっていき、本来取るべき基準がわからず、笛を吹いていて一番迷うところです。特に、ジュニアの選手はまだ身体ができておらず、大きな怪我につながりやすいので、ここはしっかり理解しておきたいポイントでした。

②近年の競技規則の変化
プロの試合を見ていて、ある程度知っていますが、こちらもしっかり確認し理解したいポイントです。

結果としては、②については多少触れられましたが、①についてはほぼ触れられていませんでした。

4級のみで十分なパパコーチ向けと、その先を目指す学生向けはコースを分けられるといいと思いますが、制度を大きく変えるというのは難しいことも多いんでしょうね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?