いじめ加害側に正当性を勘違いさせるようなこと

思うところあって吐きだしがてら書きます。

今回私が吐き出したいのは、先生と生徒、親と子ども、上司と新人、など、上下の力関係が介入してくるタイプのいじめについて。

簡単な話、先生に「〇〇さんが~~しました」等と告げ口をする子どもがいて、先生がその告げ口をした子どもと一緒になり、悪く言われたほかの子どもに対し、にやにやと笑いながら指さし「いけないんだ~♪」って言うようなやり方に、殺意に近いほど文句があるのだ!

上記のはわかりやすくするための極端な例え話で、本当に生徒を指さして「いけないんだ~♪」って言うバカな教師はいないだろうし、いたら教師なんて辞めろと思う。が、指さしそうは言わずとも、ほかの生徒の見ている前で、教育指導!をする先生は割といるんじゃないかと思う。

今は学校は特に、いじめ問題について頑張っているように見えるから、みんなの前で叱らない、なんて教えは拡がっているはずだけど、コレは本当に、学校に限らず、家庭でも職場でも普及するべきだと、声を大にして主張したい。学校で働く先生方は、指導も受けて意識もしていることかもしれないが、理解してない奴が多すぎる。

大人であれば、まだ。けれど、子どもというのは残酷なもので、まだ精神的に未熟な子どもは、簡単に勘違いするし、怒られなかった自分は優位だと間違った理解をする。やられた方は、でも怒られたのは自分であり、向こうには大人が味方についているから言えることがなくなる。だから大人が直さなくちゃいけない。子ども同士の関係に大人の力が介入した序列が生まれるのは、健康じゃないから。

これは家庭内でもいえることで、兄弟姉妹のいる人にはわかる者もあるだろうが、親がほかの兄弟のいる前で、ひとりのことを叱ってはいけない。
例えば、弟の前で、兄を叱る。そうすると、弟はつけあがる
ただ、家の中で、出る言葉も多い中で、わざわざ学校のようにお呼び出しをかけるわけにもいかない。大きな問題ならまだしも、いついつでも、ひとりずつにできるわけではないです。
だから、親が気をつけなくちゃいけない
先の例えで言うなら、調子に乗りたがる弟を、叱る必要があるわけです。アンタが言うことじゃない。ってことを、親がきちんと言わなければならない
これは叱った者(=親)と対等以上の力関係にある人間が言う必要がある。叱られたお兄ちゃんがムカついて弟を怒っても、弟は、怒られていない自分は正しい、そして、親は正しいほうに味方すると思っているので、今はお兄ちゃんより自分のほうが優れている、と得意気な態度になるだけ。だから、お前がエラいわけじゃない、兄が叱られて自分が叱られていないからといって、あなたが得意気になっていいことではない、という弟への教育と、兄へのフォローを親が入れて、兄弟の関係に干渉した親の力を抜く必要がある。
まさかとは思うが、本当に、まさかとは思うが、まして親が、弟と一緒になって兄をコケにして追加射撃を加えるなんてことは、この世のなかでしちゃならん事のトップ級に入る重罪である。本当に。家族というのは、学校以上に関係が深く、距離も近い。こじれたら、こっちの方が苦痛かもしれない…。

何度も例に使って兄には申し訳ないが、兄が母親に叱られているのを見ていた弟は、母親に媚を売りにいきます。本当、お前には関係がないのに、何かミスをした兄を前に、母親にむかって「オレは?オレはやってないよ?オレのことはどう思う?」という類のことを言いにわざわざやってきて、自分のほうがお兄ちゃんよりエラい、という言質を取りに来るのです。本当に小賢しいやつめ…。こういうやり方は本当に嫌いだし、そういう子に育ってほしくないから、親が言ってあげられれば少しは改善できるんじゃないのか。むしろ、なぜ子どもの意図した通り片方を除け者にするようなやり方をする親がいるのか。

本当にこういうやり方には、大人がきちんと正してやることが必要だと改めて思う。親や先生といった大人の行動・言動が子どものいじめを助長しているパターン。特定の誰かに対し強い発言力を持つ者の、深く考えずに発した言葉が、誰かを深く傷付けるナイフになっていることに、本人が気づかないという状況、嘆きでしかないので、いっぱい主張していきたい…。

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