イギリスのバスの車内で笑みがこぼれる
イギリス在住半年のえぬいちです。
今回は役に立つ話ではないですが、私の日常を少しおすそ分け。
イギリスはコロナ対策の規制が緩和されて早くも一週間が経過しました。パブや散髪店も開業できるようになり、大学内の飲食店も賑わいを取り戻しました。
活気がでてきたのは嬉しいのですが、溜まったストレスをみんなが一斉に開放したら再びロックダウンなんてこともありそうですね。
さて、私も今週末は買い物のため街の中心部までバスで移動。規制緩和の前よりもバスに乗っている人も多いなぁ、と感じつつバスに揺られます。
ランチ直後ということもあり、ウトウトしていると、「次止まります」のブザーがなります。
どうやら、小学生低学年くらいの女の子が降りるようです。
小学生が一人でバスに乗るなんてすごいなーと思いつつ、日本語で「気をつけてー」と心のなかでつぶやきます。
バス停に止まり、少女は運転手のおじさんにあいさつして降りていく...
と思いきや、何やらバスの運転手と話し始めました。料金は先払いだし、特に話すことはないはずなのに、どうしたんだろう。
距離は遠いので聞こえません。近くても英語が聞き取れないんですけどね。
すると突如、運転手のドア(日本と違って客席部分との境はちょっとしたドアになっている)が開きました。
おお、なんか少女にトラブル発生か?迷子?バスを乗り間違えた?
と、次の瞬間、なぜか二人がハグし始めたではありませんか。
???????????
おいおい、目の前で犯罪が行われているのか?と周りを見ても誰も気にも留めていない様子。疑念を抱きつつ少女の顔を見ても溢れんばかりの笑顔。
最後は、少女は無事にバスを降りて、手を振りながら運転手と乗客を見送っていました。
ほー、親子か。
お父さんのお仕事のモチベーションも上がるし、少女も安心だし、良いなぁ。
うーん、日本では絶対見受けられない光景だなと思い、なんか心の温度が10度くらい上がりました。
ああ、暑い暑い。もうすぐ夏ですね。
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