「自信のない自分」とのつきあい方
ブランディングプロデューサーの太田久美です。
特に女性に顕著なのは「自分に自信が持てない」という人が多いことです。
そうなる理由は複数あると思われますが、なかでも根深いのが幼少期の経験です。
インナーチャイルドからの忠告
過酷な運命を背負っているとか、虐待やネグレクトなどすごく辛い経験をしたとか、そんな大きな話ではありません。
ごく普通の、誰にでも経験のあるようなことが、大人になった後もその人の行動指針になってしまうことがあります。
あなたが5歳前後の少女だった頃を思い出してみてください。
たとえば、こんな場面を。
お誕生日やクリスマスに「なんでも好きなものを買ってあげるよ」と、ご両親が約束してくれたことがなかったでしょうか。
「なんでも?」「好きなもの?」めちゃくちゃワクワクする素敵な約束に、
少女のあなたは即答するのがもったいなくて、2、3日は深慮熟考したことでしょう。
考え抜いたあげく「○○を買って!」とリクエストしたら、あえなく撃沈することがあります。
ママから「あなたにはまだ早いわよ」と言われてしまった本・雑誌、とか。
パパから「それは男の子用だよ」と言われてしまったオモチャ、とか。
”なんでもいい”と言ったじゃないの?
”好きなもの”を買ってくれるんじゃなかったの?
こういった「大人は約束を守ってくれない」という現実が、マインドセットの形成に手を貸します。
しかも、ご両親には悪気がないどころか善意の塊で、あなたのためを思ってリクエストを退けたのです。
「好き」や「ほしい」が手に入ることはない。
自分の考えや行動は、大人の期待や信頼を裏切ることになる。
現実に起きた出来事が、それらを裏付ける証拠となって、以後の行いを方向づけることになります。
少女の頃のあなたが、大人になった今も、あなたの心に棲んでいます。
今、あなたが「自信がないから」という理由でトライアルを諦めるとき、それは”5歳のあなた”からの忠告に従ったからではないでしょうか。
期待が実現することはない
自分が期待したことは現実のものとならない、という経験は、幼少期に限った話じゃなくて、これまでの成長過程のすべてで起きてきたはずです。
成功することより失敗することのほうが多い、と感じるのは、単なる思い込みではなくて、現実がそうだったからです。
このことは自分だけの問題ではありません。
人に期待させておいて裏切る詐欺のような話も、イヤというほど見聞きします。まさに「渡る世間は鬼ばかり」ですよ。
その結果、期待が高まると警戒に変わるという心理が働くことになります。
小さな期待が実現することはあっても、大きな期待は必ずと言っていいほど裏切られることになるのだから。
多くの人にとって、起業に成功するなんていうのは、大きすぎる期待です。
「そんなの、うまくいかないに決まってる」と警戒したほうが利口です。
選択するのは自由
大人になったあなたには、何を真実と定めるか、選択の自由があります。
インナーチャイルドからの忠告に従うのも、自由。
自然に湧き起こる警戒心にフォーカスするのも、自由。
避けていただきたいのは、インナーチャイルドを”悪しき存在”として克服しようとすることです。
新しいトライアルに魅力を感じながらも「自信がない」と思うとき、自分の弱さを否定する必要はありません。
”5歳のあなた”が、”大人になったあなた”に「危ないことはやめようよ」と忠告しているだけなのです。
私なら、まずは、”5歳の私”からの忠告に「そうか、これって危ないのね」と全面的に受け入れます。
そして、警戒レベルを下げるために、少しでも危なくならない方法を探ることにします。
少女の頃の私には、大人になった今の私が忘れてしまった、ピュアな輝きがあったことを大事にしたいからです。
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