どうしたらできるか考える
ブランディングプロデューサーの太田久美です。
「間違いだらけの起業術」シリーズです。
「できない理由を考えるのではなく、どうしたらできるかを考えよう」って
あなたも聞いたことがあるでしょう。
まっとうな意見に聞こえますが、少なくとも起業成功には、まったく関係ありません。
むしろ、こんなことを真に受けると失敗確率が上がります。
”考える”とは、どういうことか
人間は、未知のものを考えることができません。
自分が経験したことか、他人の経験を見聞きしたことを、考えるときの判断材料にするのです。
つまり、人のデータベースは「過去」の蓄積だということです。
起業という、新しいことにチャレンジするときに、過去のデータがどれだけ役に立つのか?はなはだ怪しいものです。
過去のデータが役に立つのは、できない理由を考えるときなのです。
できない理由がありすぎて、行動するのが怖くなる事態は避けるべきです。
でも、同じ失敗を繰り返さないための振り返りは、やる価値があります。
目を閉じてはいけない
人が物事を深く考えている時の姿勢は、目を閉じて、頭を抱えて、眉間に皺を寄せたりなんかして、、、と、深刻そうな空気が漂います。
それでは良いアイデアは浮かびません。
今までできなかったことをできるようにするためには、目を見開く必要があります。
そして、過去を判断材料にするより、未来を見るほうが断然よいのです。
起業に成功したかったら、じっくり考えてる暇なんかありません。
1 あなたにとっては「未来の理想像」を、すでに実現している人を目を見開いて探して、その人の「過去と現在」を目を皿にしてリサーチする。
2 その人がやってきたことを、できるだけ忠実に真似してみる。
3 やってみた結果、ストレスがかかりすぎること、自分らしくないと感じること、成果が期待できないことを「できない理由」にリストアップする。
4 「できない理由」を潰すためにはどうしたらいいのかを考える。
5 その人はやってないことだけど、自分にはできることが増えている。
この手順でやっていけば、深く考えなくてもできるようになっていきます。
そして、良いアイデアが浮かぶことも増えていきます。
失敗確率を減らすこと
成功する方法を知りたがる人が多いのですが、現実的ではありません。
成功を手に入れるのは、失敗する方法をたくさん知っている人なのです。
失敗することにはルールがあるのに対して、成功することには運やマグレが多すぎるからです。
なので、どうしたらできるかを考えるのは、時間の無駄になるだけ。
自分の「できない理由」を把握して、それを潰す方法を考えることが大事なのです。
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