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超影響力-歴史を変えたインフルエンサーに学ぶ人の動かし方-

メンタリストDaiGo著

1人の人間としての影響力はこれからの時代を生きるのに必要なことだ。

この本では影響力を与える上での立場や時間、言葉などの細かいテクニックを利用した方法について学んだ。

1.影響力の土台、信用と関係性

「ドリブルを1日1000回ついたら、必ずNBA選手になれるよ」と、NBA選手に言われたらバスケットボールをやっている選手は誰でも、その瞬間からドリブルを突き始める。

これが仮にその辺のサッカー選手に言われていればなんのやる気にもならないし、もはや反発してしまう。

当たり前の話だが、その辺のサッカー選手はバスケットボール選手にとって信用も関係性もないので影響力は発揮できない。

「信用」への3ステップ

STEP1.シュムージング 

シュムージングとは本題に入る前の会話や雑談で相手との緊張を打ち解けさせるテクニック。
ここで大切なのは自分のことをネタにする雑談を使うこと。雑談をしてから相手へお願い事をすると承諾される確率が大幅にアップすることがスタンフォード大学の研究チームによって明らかになっている。

STEP2.ストレングス

ストレングスとは相手に自信を持たせ、行動を起こさせやすくするテクニック。
相手の行動を促す会話や、対応策を示してあげる。
失敗して落ち込んでいる人には、過去と現在の比較をしてあげたり、自身の価値や成長を実感させてあげる言葉をかけることで相手のやる気は高まり、信用も増えていく。

STEP3.類似と共通点の強調

人間は小さな共通点があるだけで相手の話を受け入れ、行動する確率が2倍程上がる。
誕生日や出身地、血液型、好きな食べ物、嫌いな食べ物なんでもいい。共通の話題を作ったあとに相手に「アドバイス・シーキング」というテクニックで相手にアドバイスを求め、そこからさらに頼み事をすれば相手への影響力は絶大になる。

自分が与えたい影響を相手に選択させることが重要になる。

「関係性」の強調

人間は未知な状態に陥ったとき、周りと同じ行動を取りたがる。しかしどこか特別でいたい自分がいる。みんなと同じでいたくて、少し優れていたいというのが根底にある欲求だ。この欲求を理解すれば、自ずと話し方もわかってくるはずだ。誰でも知っているような名前を出して権威を示したり、あなたにとって関係していて役立つ情報であることを伝えることが大切だ。

3.感想

自分の考え方や、して欲しいことを相手に一方的に押し付けてもダメだ。影響力がある人は質問が上手だ。言葉選びや感情を使うのも上手い。
雑談や相手を励ますことで大きく影響力が発揮される。話を聞くこと、質問すること、相手に気持ちよく話をさせてあげることで自分の要求が通る可能性が高くなる。細かいテクニックも書いてあったけどそれよりもまずは雑談力を磨いて、相手に役立つ知識を誰よりも身につけることが大切だなって思った。

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