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●デマ拡散の現場にいた

ある資材の説明会に先日出席しました。
説明している方も、たぶん、悪気はぜんぜんないと思います。

でも、以下のような話題がつぎつぎ出てきて、
農薬会社に30年勤務していた私から見たら、
けっこうツッコミたくなる内容でした。

※印は私からのツッコミです。

・グリホサート:国際がん研究機関(IARC)が「おそらく発がん性がある」と
評価した。
※この経緯がめちゃめちゃ怪しく、そのために暗躍した人物名
までわかっている。すべておカネのためです。
アメリカ、日本、EUなどの政府機関等は発がん性なしと、判断している。

・日本が一番農薬使う国 
※また例のグラフを信じているだろうが、
 無意味な国際比較です。

・今の野菜は、30年前に比べて
 栄養価が30分の1になった。
※すべての栄養価が30分の1なら、トマトの大きさや重さも、
 30分の1くらいにならないとオカシクない?
 えぐみのないトマトなら、えぐみ成分だけは30分の1になったかも。

・その資材を使うと畑の農薬が10分の1になる。
※農薬使う作物の代表りんご、いちごで実験したら、
 素晴らしいことになりますね。
 田んぼの除草剤も10分の1になるなら、すごいですね。
 農業試験場やりんご研究所に紹介しましょう!

・その資材を使うと収穫した野菜の残留農薬も除去できる。
※もともと野菜の残留農薬はppm単位で「へ」のような量です。
わざわざその資材使う意味があるのか?

・農薬・化学肥料はユダヤ系の企業がつくっている。
※ユダヤ系の経営者も少しはいるかもしれんけど、
 日本の会社もたくさんありますよ。

ほかにもいろいろあったが、このくらいにしときます。

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