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en.to滞在レポート③ 「起業イベント”Startup Weekend”への参加」

Startup Weekendは夏輝さんのお誘いで参加することになりました。週末の3日間で行われる起業のイベントということしか認知しておらず、何をするのかよくわかっていませんでした。夏輝さんに聞いても、よく分からないとのことでした。何をするのだろうと楽しみの反面、不安や緊張感もありました。
実際に参加してみると、初日はアイデア出しとのことでした。私は、花屋から少し離れ、自分が高校生の頃から問題意識としている「トイレの問題」についてアイデアを提案することにしました。そのアイデアは、「トイレマップ」というものです。1分間という短い時間で、トイレマップの重要性について熱弁しました。最終選別まで残ることはできましたが惜しくも、チームを作ることはできませんでした。しかし、自分のなかではトイレマップの可能性を強く感じることができる良い機会になりました。今回は採用されませんでしたが、また起業イベントに参加する機会があれば、次こそはトイレに関する起業イベントを模索したと強く思いました。
トイレマップが採用されなかった私は、福祉関係の起業チームに所属することにしました。福祉関係も以前から興味があったため、最初から前向きに取り組もうという気になれました。Startup Weekendに似たような取り組みは、大学のゼミで取り組んだこともあるため、最初から自分の意見を積極的に主張することに努めました。もちろん、自分の意見がストレートに通ることは少なかったです。自分の意見に対する反論や逆に自分が反論をする立場になったりしながらも、常に頭を働かせ、世の中に需要のあるサービスはなんなのかということをチームで切磋琢磨しながら試行錯誤しました。時には、チームメンバーに腹を立てる瞬間もありましたし、笑顔で団欒する瞬間もありました。様々な瞬間がありながらも、最終日のピッチ直前にはチーム一丸となって、黙々とパワーポイント作成に取り組む。どの瞬間を切り取っても、すべて濃厚であるほど充実した3日間を過ごすことができました。私たちの考えた福祉サービスは、惜しくも優勝することはできませんでした。しかし、この3日間で得た経験や人脈はかけがえのないものとなりました。
Startup Weekendの内容とは少し離れますが、今回のイベントを通して強く感じたことがあります。それは、見知らぬ土地に来たら、とりあえずより多くの人たちと関わることが重要であるということを強く感じました。私は、長野県を訪れて2~3週間が経とうとしていました。しかし、まだどこか慣れない感じがしていました。しかし、Startup Weekendのイベントを通して、その地域の方たちと積極的に関わることによって、自分が抱いていた不安がかなり払拭されていました。この不安が払拭されたきっかけが、地域の方たちと積極的に関わることかどうかは分かりません。しかし、確実にStartup Weekend前と後とでは、自分のなかでなにかが変わった感覚がしました。この先、慣れ親しんでいない地域で長期間活動する際は、今回の感覚を忘れずに、まずはその地域の方たちと積極的に関わるから始めたいと思いました。とても、良いイベントに参加することができました。

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