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【必見】エンタメ業界で選ぶならどこ?コンサート・イベントは将来性が高い②【ビジネス】


さて、前回の記事から時間が空いてしまいました。
「まだ前回の記事を読んでないよ!」という方は、こちらからご確認ください。


前回の記事で音楽業界で将来性が高いのはコンサート業界だよ、という話をしました。

それはなぜかと言えば、人間は「集まること」を欲する生き物だからです。
特に、音楽業界には様々な職種がありますが、録音ビジネスはこの100年くらいに生まれた、比較的新しいビジネスであり、それもストリーミングサービスで一定の終着点を迎えています。

権利関係を管理するとか、アーティストを管理するマネージメント業務も、ニーズのある職種にはなりますが、さらに市場の規模が大きくなるかと言われれば、難しいと思います。

あくまでアーティスト側からの要望があって成り立つ職種であり、その本質はBtoBビジネスです。市場そのものがなければ成立しない商売とも言えます。

そんな中でもずっと昔から続いてきたビジネス、それがコンサートです。


焚き火を囲んで歌を歌い、音を鳴らしてドンチャンすることは、人間が持つ本能的な欲求と言えます。時代によっては貴族が楽団を召し抱えていたりもしましたが、そうまでしても人々は音楽を欲してきたのです。

一部のお金持ちが演奏家を抱えて、客を招いて聴かせるパーティーだったものが、一般大衆にも広がっていってコンサートになっていったわけですから、少々形を変えても人間は、「集まって、音を鳴らす生き物」と言えます(笑)。

さて、コンサートがこれからも続いていく可能性が高いということは納得頂けそうです。

では、将来性があるというのはどういうことかと言えば、それはまだまだ課題がある、ということです。

市場は無くならない、でも課題はあり続ける。

ということは、まだまだ成熟も飽和もしない、つまりしばらくは成長する産業だということです。

コンサートビジネスは、入場券収入がビジネスの根幹です。
観たい人が、観るため・聴くために、お金を払う、というシンプルでフェアなビジネスです。

大人気になれば、数万人もの人々が集まり、巨額のお金が動く、派手にも見える業界です。

しかし、コンサート制作は属人的なことも多く、労働集約的であり、コストを抑えるのが非常に難しく、売上を上げるためには、ある程度人を増やす必要がある場面が多いです。
人と人とのビジネスである以上、DX(デジタルトランスフォーメーション)が遅い領域でもあり、当日の現場から人を減らすのも至難の業だったりします。

しかも、会場には必ず収容可能人数(キャパ)があるため、無尽蔵に人を入れることは出来ないので、売上を伸ばそうにも限界があります。
つまり、儲かりにくいビジネスモデルではあります。

それでも将来性があると言えるのはなぜ?異業種コラボ

その一つに、他業種からの注目が集まっていることが挙げられます。
従来、エンタメ業界とその他の業種との間には、スポンサーとタレントのように、お金を出す人・もらう人、という関係が一般的でした。

しかし、この垣根が少しづつ低くなってきていることをニュースなどから読み取ります。

昨年、横浜にオープンした“ぴあアリーナMM”を、チケットぴあと協業した三菱地所が、ぴあ株式会社に資本業務資本提携したというニュースです。

施設運営だけでなく、周辺のまちづくりも見据えた資本参加かと思いますが、その軸はやはりエンタテインメントによる求心力です。

このニュースでは、建設と運営というわかりやすい構図にも見えますが、集客力のある施設というのは、その周辺に与える経済効果があるので魅力的です。

飲食店や、ホテル・公共交通機関にお金が落ちるだけでなく、実際に足を運ぶことによって得られる地域の情報も来場者にとってメリットになりますし、土地にとってはブランディングにもなります。

同じく港町の神戸にも新たな建設計画が発表されています。

ここ最近に限ったことではなく、中小規模の劇場が大規模商業施設に入っていることは昔から割とよくあることでしたが、それがここ数年加速しています。

エンタメ業界の特殊な商慣習に馴染めない他業種も多くある中で、いかにお互いのメリットを探っていくかが、これからの課題になると思います。

ですから、これから音楽業界を目指して就職活動する人は、他の業界のことも勉強してエンタメ業界との接点を考えておくと、新しい展開が出来るかもしれません。

他業種からエンタメ業界に転職を考えている人にとっては、エンタメ業界に持ち込んだら面白くなるというノウハウを持っていれば面白いと思います。

ポピュラーな収入、スポンサー

エンタテインメントを求めて来場する人の熱量は非常に高いものがあります。
大抵はそうですよね。目当てのアーティストを観たくてチケットを買ったり、会いたいキャラクターに会うためにテーマパークに足を運んだりするわけです。

そして、テーマパークの場合、多くのスポンサーが付いていますが、コンサートはそれほどでもありません。

海外ではコンサートツアーや大型フェスにスポンサーを付けるのが一般的です。
日本でもやっていないわけではありません。

しかし、イマイチ効果的な動きが出来ていないと思います。
もったいないなぁということが結構あります。

このnoteを書き出したときに「音楽業界はビジネスのことをあまり考えていない」ということも書きましたが、他業種に対する理解が足りないことが原因として挙げられます。
逆も然りで、エンタメ業界を理解する他業種の方も少ないと思います。

お互いにどう活用すればいいのかわからない、というのも課題の一つだと思います。

エンタメ業界は狭い世界でメディアやレコード会社等、一部の企業の間で回っています。

しかし、もっと企業はフェスやコンサートの活かし方を検討すると面白いと思いますし、エンタメ業界は、他業種のビジネスにエンタテインメントで役に立つ方法を考えてみた方が良いと思います。

これから特に、SDGsの機運が盛り上がる中、他業種とエンタメが協力する場面は増えて来ると思います。

コロナ禍で実感した平和という土台があってのエンタテインメントですから、皆で平和を守ろうとする活動にはアーティストは心から賛同すると思います。


オンラインライブ

収入が「入場券しかない、と言っていたがグッズ販売もあるよ!」という声がそろそろ聞こえてきそうですが、確かに大きな収益の柱です。課題だったDXもコロナ禍のおかげ進んでいる分野でもあります。課題が解決に向かって進んでいる兆しもあるので、このままの調子でグッズ市場は広がっていけばいいなと思います。

さて、オンラインライブです。
過去の記事でも何度も書いていますので、詳しくはそちらも読んで頂けると幸いです。


技術の進歩と共に楽しみな分野ですし、時間はかかると思いますが、ここでもある一つのプラットフォームが一人勝ちする可能性があるのではと思っています。

決裁が簡単で、アプリと連動していて、デバイスとサービスを併せ持つ会社が勝つと思います。
さすがに、ここではAppleではなくSONYだと思っていますが、果たしてどうなるのか、楽しみですね。


まとめ

コンサート業界には、まだまだ伸びしろがあります。
ここでは詳しくは書きませんでしたが、日本のアーティストは海外でのライブ・コンサートを経験しているアーティストは少ないです。
世界を見渡して市場を開拓できれば、まだまだチャンスがあります。

ここは私ももっと勉強して、また読者の皆様に有益な情報やニュースを発信していきますので、これからも記事を楽しみにしていてください!

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