朝日新聞 日本型組織の崩壊(朝日新聞社有志、文春新書)

朝日新聞ってまだあるのか。

朝日新聞の四文字に忌避感を覚えてしまう。

この際、朝日新聞の起死回生の案を教えよう。

例えば、朝日新聞社の100%出資で、民間シンクタンクを作る。

名前は「朝日防衛研究所」(仮)。

防衛省のOBや元官僚を三顧の礼で招き、政治、経済、防衛、国際関係、エネルギー、環境、教育などあらゆる分野に精通したプロ、を雇用、育成する。
在野の有為な人材を登用する。

地政学をも分析に入れる民間シンクタンクの設立である。

モデルは、米国のシンクタンクだ。

日々、並み居る論客が、自由に議論し、時に政策を提案し、政治的な立場を超えて、知的創造を行うシンクタンクの存在を私は夢想する。

日本において今後プレゼンスを出せるとすれば、シンクタンクの設立を置いて他はない。

朝日の収益の源泉とネタにされがちな、不動産よりは、本業の新聞事業や、メディアとも親和性が高いはずだ。

やがて、朝日防衛研究所(仮)の出版物は売り切れが続出、高学歴学生の就職ランキングはトップに。全国の在野の賢人が門戸を叩くようになるであろう。
野村総研が、いわゆる超高学歴層の人気就職先No1である事実を見よ。

落日の朝日の起死回生はそこしか無い。

はっきり言って挑戦である。しかし、私はそんなガチが好きだ。

政治家への現実的な政策提言を活発に行い、出前の講演会やフォーラムを行う。

そこで「朝日とは思えない程」硬派な論壇を作るのだ。

「朝日にしては、まともなことをする」と思わせられれば、目的は達成したようなものだ。
起死回生を狙うならその位のことは出来るはずだ。

朝日新聞という言葉につきまとうネガティブな印象を払拭するには、そこまで、極端なことをするしかない。

朝日がまともなことをし始めたらそれはそれで少し怖いけど面白い。

不動産屋だと嘲笑されるくらいなら、その位の大手メディアの矜持を見せてほしい。

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