見出し画像

ONFの最新アルバム『MY NAME』とは…?ONF is Beautiful!! #온앤오프

2日後の2021年2月24日にリリースされる、ONFの1st Full ALBUM『MY NAME』。日々の様々なTeaser、2月20日に先行公開されたTrack2の『MY NAME IS』MVなどなど…まだリリースの前ですが、『LIGHTS ON 2021Ver.』のLyric spoilerを見て感情が爆発してしまったので(2回目)、どんなアルバムなのか?どんなメッセージなのか?…という答えが(自分のなかでは)勝手に出ました。

『MY NAME』は青春の賛歌、人生の賛歌。
「ONFここにあり」と高らかに謳うアルバム。
(たぶん)

デビューから3年半でリリースするフルアルバムで、タイトルを『MY NAME』とするのは、ONFというグループの自信と確信の現れだと思います。僕たちはこうやってきたんだ、これでいいんだ、このまま進んで行くんだ、これが僕たちなんだ……というものだろう、と。

昨年8月にリリースした『SPIN OFF』で、タイトル曲『Sukhumvit Swimming』が韓国配信チャートで初めて1位になり、MVは1000万再生を超えました。それでもまだまだ、やっと世間に見つかったぐらいの反応レベルですが、ONFは曲がいい、パフォーマンスもいいという賞賛を、たくさんたくさん浴びたと思います(『Road to KINGDOM』出演のお陰で)。こんなにいい反応は、デビュー後初めて。自信をもついて、ONFはどんなグループなのかをさらに明確に印象付けたいでしょうから、❝MY NAME=ONF❞をタイトルにしているのだろうと思うし、ONFとはなにかを高らかに世界に響かせるアルバムなのだろうな、と感じています。
それならば…タイトルは「ONF」にしたっていいのですが……ここで「MY NAME」とするところが、また素敵なところで。あなたはあなたの名前を掲げていけばいいんだよ、と言う風にも捉えられます。彼らは自分たちのことを語ろうとするだけではなく、このストーリは-「あなたのことでもあるんだよ」と、そんなメッセージも含んでいるんじゃないだろかと、勝手に捉えています………(※まだ、アルバムも出ていないのに…)

タイトル曲(リード トラック)『Beautiful Beautiful』は…?MVはどうなる?

☝これは[ONF:MY NAME] Opening Trailerとして2021/02/10に公開されたもの。ここでタイトル曲は『Beautiful Beautiful』と解りました。

ONFは、いわゆるK-POPらしくない楽曲、不思議なコンセプトで、あまり大きくない事務所から2017年8月にデビューしました。これまでにリリースしたのは、『ON/OFF』(2017.08.02) 、『YOU COMPLETE ME』(2018.06.07)、『WE MUST LOVE』(2019.02.07)、『GO LIVE』(2019.10.07)、『SPIN OFF』(2020.08.10)の5枚のミニアルバム。 ※フル・アルバムのリリースや初の単独コンサートが、デビューから3年後、4年後になるのはK-POPでは普通。

デビュー時から彼らには一貫した世界観があり、アンドロイド(ヒューマノイド )/平行世界・パラレルワールド/時間旅行/システムエラー…などなど、バーチャルかリアルか解らないSFチックな近未来の世界(あるいは過去の世界)で、この青年たちが何かに苦悩しながら成長している様が、MVでは描かれています(謎だらけのまま、で)。音楽プロデューサー・楽曲制作、MV、振付けチームも変わらず、かなりがっちりとONFの世界を作るサポートがあります。
ビジュアルでバーンと目を引いて、リリースごとにテーマ(雰囲気)を変えてびっくりさせるのがK-POPアイドルらしさで、魅力でもあります。ONFはそうはしない稀有なグループなので、韓国内でなかなか目立たず、ヒットに至りませんでした(日本デビューもしていますが日本でも反応は同様。2度目のK-POPブームが2016年あたりから日本ではありましたが、❝売れている人が好きな人が増えた❞だけという感じでしたので…)。実力や曲のクオリティとは関係ありません。K-POPで売れているのはごく一部で、そうでないアイドルの方が多いのです。
ONFも昨年までは、そうではないアイドルの方でした(今でもまだ!売れたというには早すぎる!ですし、知名度が少し上がったぐらい)。デビュー後に、スター発掘サバイバル番組にメンバー全員で出演したこともあり、脱退するメンバーもいたり…さかのぼれば、サバイバル番組でデビューに至らなかったり、他事務所をやめてきたり、練習生期間が長いメンバーばかり。

そんな彼らが、いま、自ら自分たちの人生は美しいと歌うのですから、ずずーんと心の奥に響いて涙してしまうのです。※曲調は明るく、ONF史上一番FUNKYでエナジテック👏👏👏。
☟公式IGのみで展開している「Track Lyrics Spoiler」 を参考に…

I’m Beautiful
내 삶의 모든 외침이 곧 예술 예술 예술
보란 듯이 우린 활짝 피어나
꿈을 꾼다우린
아름다운 우리 여기에 있다
I'm Beautiful


(ザックリ意訳↓)

見せつけるように 僕らはぱっと咲く
夢を見る 僕たちは
美しい僕たちはここにいる

そして、どうやら、VERTUAL CITYで展開されるらしいMV。こればかりは観てみないと考察に辿りつけませんが、推測の範囲では6人は何かのSecret Agentでそれぞれ役割があり1つのチームで(今回は)何かと戦うようです。 ※それが過去か未来か、彼らはドロイドなのか、ドロイドが見ているいつくかの世界の1つなのか、6人のなかで何かがズレて仲間なのに追い詰めることになっていた後なのか前なのか、ディストピアかユートピアか……これまでのMVに伏線がありすぎるので、いつの日か場を改めて…。
ただCyberPunk(2077)より、もうちょっい明るい冒険活劇っぽい気がしています。物語はきっとTo be continued…で終わるのかな…

これ☟がアルバムHighlight Medleyと(02/17に公開された)Track LIST.
온앤오프 (ONF) THE FIRST ALBUM [ONF:MY NAME] Highlight Medley


先行公開された『MY NAME IS』はマイクリレー

アルバムのTrack Listが公開されたのち、2月20日0時にはTrack2の『My Name Is』がMVという形で先行公開されました(ONF史上初の2曲MV制作済みと…)。
☟コレが(Pre-Release MV)온앤오프 (ONF) 『My Name Is』

おお~カワイイぞ、アイドルだぞー…あれ?VIRTUAL CITYとか記憶とか抑制とか何かとの戦いは…どこいった?となりますが、Endingでは「SYSTEM ERROR」というワードが出てくるので何かを示唆しています。
この曲は、いわゆる「マイク リレー」で、メンバー全員による作詞。自分はどんなヤツかというのを6人それぞれが歌いつなぎ、「僕らはONF、MY NAME IS ONF♪」……と、ここでも高らかに、清らかに謳います。
メンバー個々の歌は、ファンならば知っているであろう彼らのOFF(素)の姿=キャラを披露する内容。ようやく6人それぞれの個性やキャラクターが(以前よりは)知れ渡ってきたのでできることでもあり、また、これから知ってもらう人へのアピールになる大事な曲です。
こんなの、初単独ライブのオープニングで歌われるのを想像しただけで泣きますね…私が。

『LIGHTS ON 2021Ver.』はこれまでの曲・歌詞が追加されたヒストリカルなものに…(やっぱり!)

長い前置きでしたが、今日(02.21の昼0時に)公式IGではTrack9&11のLyric spoilerが公開に☟ ※下に隠れています。
Track9はあの『LIGHTS ON 2021Ver.』 LIGHTS ONがなにか?はリンク先の前投稿を…

歌詞はの2行目以下が、新ver.で加わった部分。
※とはいえこれはSpoillerなので、すべてではなく一部抜粋の意訳。

하나 둘 켜지는 불빛 깊은 잠에서 깨요 (If we dream)
네 안에 가두어뒀던 오래된 그 진심을 (Original)
나와 함께면 이곳이 곧 신세게
우리의 모든 삶은 아름다워
여름을기억해
난널믿어 넌날믿어

僕と一緒なら、ここはもう新世界 [新世界]
私たちのすべての生(生きてる・生命・人生)は美しい [BeautifulBeautiful]
夏をおぼえていて ※8月のデビューの日のことと想像中…
僕は君を信じてる 君は僕を信じてる [사될(We Must Love)]

デビュー時に作られた『LIGHTS ON』は、1stアルバムの収録曲(タイトルや歌詞)がちりばめられていた彼らのInterludeでした。それが、2021年の最新バージョンでは…新世界、Beautiful Beautiful、사될(We Must Love)の歌詞やキーワードが加えられていて……これまでのONFのヒストリーが感じられる曲になっているんでしょう。これもまた、「ONFここにあり」というようなもの。こんな曲が、初単独ライブのオープニングで歌われるかもしれないと想像しただけで震えます、フルで聴くのが楽しみです。
しかも「新世界」は目指すところじゃなくなっているのか…という歌詞がまた…僕たちが一緒にさえいれば、そこは新世界になるんだよとおっしゃっているとは…ここは、もう泣きました(早々に)。
この曲でも「ONFここにあり」という気概を感じます。そして、ファンへのメッセージも含んだファンソングでもあると勝手に思い込みます。

※『新世界』は…ONFがバトル番組『Road to KINGDOM』に出演時、Final Roundで発表したオリジナル曲(配信のみ、のちに『SPIN OFF』にALBUM ver.収録」)。ONFの曲としては、かなりアニソン風ドラマチック展開楽曲で新しい試み、まさに「新世界」というスタイル(アニソンも実はやってます)。歌詞は 現実の苦しみから抜け出そう、僕らのユートピアへ一緒に行こう、連れていってあげるよパラダイスへ…という感じ(ザックリ)。

ONF is Beautiful!! 온앤오프 는 아름다워!!

よく推しが「尊い」といいますが、彼の場合は存在が「美しい」なぁと思います。生命力に輝いていて、フレッシュ。人間臭く苦しんだりもがいたりしながらも希望をなくさず、一生懸命に生きうようとしている美しさのような…ヒューマニズムのソレです………もう語彙力の限界。

ニューアルバムのタイトル曲『Beautiful Beautiful』は、これまででもっとも人間らしいENERGYに満ちたタイトル曲になっていそうですし、アルバムも全体的にそうなっていそうな気がします(ダンス曲ならより激しく、バラードならより甘美に、ポップな曲はよりポップに)。歌の濃度を上げられるのは、彼らがキャリアを重ね、年齢も重ね、成長してきたからこそできることでしょうし、そんなONFにピッタリのオートクチュールのスーツのような(モビルスーツか?)クリエイトを毎度バンバン提供してくれるプロデューサー(ファンヒョンさん筆頭に)MONOTREEの制作陣も……さぞかし楽しいでしょうねぇ……

まぁ、またしてもダラダラと書きましたが、「曲がよければ、すべてよし!!」。それは、これまでのONFを見ていれば保証されているようなものですが、新譜のTeaserで(暴走気味に)確信もできてしまい、「オール OK-!!!」という現状です。2月24日が楽しみです。

<超補足>

2016年から始まった「デビューサバイバル番組」(公開オーディション番組、グルーバル・アイドルグループ発掘番組=PRODUCE 101)の影響で、2016年以降にデビューしたアイドルグループは大苦戦を強いられました(大手事務所であっても)。ただでさえ、2010年頃からデビューが激増して戦国時代に突入しているのにもかかわらず、です。※米国のK-POPブーム到来で変化の波がまたやってきてはいますが。

アイドルは高校生までのものという韓国において、大人も巻き込み幅広い層が視聴する・応援する…という社会現象を巻き起こした「PRODUCE 101」。奇跡の大ヒットを受けて、他局でも似たような番組がいくつかできました。YG ENTERTAINMENTが制作にのりだした「MIX NINE(믹스나인)」は、2017年10月29日~2018年1月26日の全14回、JTBC(ケーブル局)で放送されたものですが、デビューしているのに埋もれてしまっているアイドル、やめてしまったアイドル、デビュー予定の練習生まで男女400人の中から選ばれた子たちが、様々なミッションを経て男女別のTop9を決定。その9人の新グループ(最後は男女のうちどちらか)は、YGからデビューするという…企画。
ONFはこの番組に、メンバー全員7人で参加。ヒョジンは最終で2位、ラウン(2019年8月23日にONFから脱退、事務所を退所)は最終で7位となり、同年4月にデビューと発表されていました…4カ月間+αの期間の活動で、海外公演を軸に(要するに外貨の出稼ぎ)という約束で。ONFがありながらそのうちの2人がユニット活動をするとなると、拘束期間・平行活動の可否等、契約内容が重要で、デビューしているグループだからいいじゃんかというと、その逆ともいえます。番組終了後にYGが契約期間を3年にしたいと言い出したため、9人の所属事務所と意見が合わず(そりゃそうだろ)、結局白紙に……。そんな経験で、努力してせっかく上げた知名度を活用できない苦渋の日々もありました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?