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夢を諦めないで欲しい!夢を叶える方法を見つけることが出来なかった子供の熱い思い

初めまして。エンタステージ編集部3号です。エンタステージでは2021年2月より演劇ライターになりたい方に向けた講座を開催しており、この講座を始めたきっかけや講座初開催までの道のり、募集を開始してから驚いたことなどをnoteにまとめています。ここでは、そこで語り切れていない熱い熱い思いを書き綴っています。

ライターになりたかったのに、なり方が分からなかった!

他の記事でも書きましたが、小学生の時、私の夢は警察官でした。小さい頃からテレビを見るのが好きで、バラエティ番組やアニメ、ドラマをよく見ていました。特に推理ドラマや刑事ドラマを好み、その主人公たちの“正義感”とかっこよさに惹かれて漠然と警察官になりたいと思っていました。

小学校の卒業式では校長先生から卒業証書を受け取った後、壇上から降りる前に自分の夢を宣言するのですが、その時にも「警察官になりたいです」と言ったのを覚えています。

しかし、中学生になり2年生で受験、進路について考えるようになって改めて将来の夢と向き合った時に、身長制限の問題で警察官になれる可能性が低いことを知りました。当時、私は140cm前半。パソコンの授業で調べた時に知った概ねの身長制限は154cm以上。

両親もそんなに身長が高いわけではなかったし、牛乳があまり好きじゃなかったこともあり、自分はそこまで身長が伸びないだろうと謎の確信を持っていました(実際、さほど身長は伸びず今も150cm以下・・・夢関係なく、毎年七夕に「あと10cm身長が伸びますように」とお願いしています)。

そこで次なる夢を考え、やっぱり仕事をするなら“好きなもの”に関われるものが良いと思いました。私の好きなものと言えば「テレビ」。中学生になっても相変わらずテレビに夢中で、夜帯の番組表を1週間分覚えているほど大好きでした。知らないことを教えてくれる、ドキドキわくわくするドラマを展開してくれる、笑顔になれるアニメを見せてくれる、そして、 “警察官になりたい”という最初の夢を与えてくれた。テレビは毎日、刺激と楽しみを与えてくれたのです。

ふと、そんな私のテレビ生活を支えてくれたのは、父が買ってきてくれていたテレビ情報誌だということに気付きました。そして、これだけテレビが好きなら私もこの本を作ることが出来るのではないかと単純な頭で思いました。私は現代文で好成績を取っており、俳句コンクールで2年連続入賞、人権標語のコンクールでも入賞、テストはほとんど毎回TOP3に入り音読も上手いと先生から褒められていました。

小学生の頃から国語が得意で、新聞を書く授業ではみんなが1枚仕上げている中でひとり2枚目を書いていたこともり、自分は文章が書けると謎の自信を持っていました。

そこで、「警察官」の時と同じように、ネットでこの本を作る人になる方法を調べました。でも、出てくるのは“編集部”のことについてばかり。私はできれば“書く人”になりたかった、“ライターになりたかった”。でも、そのライターになる方法は頑張っても探すことが出来ませんでした。

夢を考え始めたばかりの私は同時に「テレビを作る人」、そして「警察官」と同じくテレビを見て憧れを抱いていた「弁護士」についても調べていました。その2つは私でも満足できるような情報が沢山得られ、明確な道筋が見えることもあって、“よく分からない”「ライター」の優先度が自分の中で下がっていったのです。

パソコン、スマホが進化し、当時より得られる知識が増えましたが、ライターになった今でも私の中ではこの時の経験がとても印象深く残っています。なりたいのになり方が分からない。「ライター」のなり方が様々なこともあり、今も調べたところではっきりと分からないのではないかと思っています。

当時、私が感じていたもどかしさを現在進行形で抱えている人が必ずいるだろう、そんな人のもどかしさを振り払いたい、もっとライターになる人が増えたら嬉しい(だってライターの数だけ面白い記事が生まれるから)。そんな思いから、エンタステージ編集部で新たな事業案として挙げられた「ライター講座」を強く推し進めていくことになりました。

私も学生時代に知っておきたかった!

ライター講座のカリキュラムを考えるにあたって、大事にしたことは“学生時代の自分が何を知りたかったか”と“実際に現場で使える知識”でした。ということで、この記事の有料部分で見ることが出来る第1回では、「ライターの仕事とは?」「ライターになるには?」など、初歩的ながら意外と知られていない情報を教える入門編を展開しています。

それぞれライターになった経緯はバラバラ。どうやってライターになったのか・・・散々“テレビ”に関する仕事をしたいと上記で書き綴っていた私がどうやってライターになって、どうして演劇をメインにした“エンタステージ”編集部に入ったのか。そんなことも話したりしています。

そして、ライターと編集部の違いとはなんなのか、そしてライターに大事なことなどライターに興味のある方なら知りたいであろう情報が盛りだくさん!

私が中学生のあの頃に知りたかったこと全て。このライター講座に詰め込んでいるのです。

(執筆:エンタステージ編集部3号)

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