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アサヤンvol.33 歯医者と音楽家による、君とマニョマニョ語ろう!
<プロフィール紹介>
皆さん、こんにちは。放送作家の島津秀泰です。1996年、大学4年時にテリー伊藤さんが代表取締役を務める株式会社ロコモーションに所属。テレビ東京「出動!ミニスカポリス」でデビュー。以後、バラエティー、経済系の番組を中心に担当。2008年には当時、大学教授であった妻のドイツ留学に伴い、約2年間の専業主夫&子育て生活を経験。帰国後は日本テレビ「ネプ&イモトの世界番付」テレビ東京「未来世紀ジパング」も担当。現在はYouTubeにおいて、Planet of Foodにおいて「世界の料理を知れば、人生はもっと楽しい!」というコンセプトの下、世界の料理好きの主婦と柴犬による食にまつわる異文化交流チャンネルを運営中。
水道橋博士との関係は、一演者とスタッフとしての関わりが長いが、博士の著作物への書評を通じて、より懇意な関係を築く。現在はアサヤンのスタッフの一人としてサポートをしている。
サブカルを愛する者たちの「ボクらの時代」
先週、5月29日に元ハカセドライバーであったガン太君のコンビ、マッハスピード豪速球の単独ライブへと行ってきた。
最初のコントが同窓会という状況で、タイムスリップが起きて20年後?の未来の自分が昔の仲間と飲むのだが、話の内容が一切同じになってしまう。そんな誰もが何となく気づいているけど、言語化してなかった「同窓会あるある感」を見事にすくい取るコントを披露していた。
今回のアサヤンを終えて、、、50歳手前の私からすれば、どこか同窓会ちっくでありながら、それでいて文化的なミッシングリングをつなぎ合わせる様なライブとなった。
元々は6月4日という虫歯予防デーでもあるこの日に、歯医者であり、音楽家のサエキけんぞうさんを迎えて「歯医者あるある」をやりたいと水道橋博士は企画を練っていた。ところがどっこい、ばっし抜歯、博士のやりたいことを抜き取り、サエキさん、自ら企画構成を考えるというかつてないゲストの熱量で今回のアサヤンは組み立てられることになる。
結果として言えば、音楽史&芸能史、ひいては80年代サブカル史を堪能できる回となった。まさに80年代サブカルを目撃し、体現してきたものたちの「ボクらの時代」である。と書くと凡庸な気もするが、視聴者の立場に立てばちょっとイケない情報を共にする共犯者的な、今だから言える、聞ける楽しみはここにある。(こういうものはシリーズ化するほど味わいの深いものだろう。)というのも今、この記事を書くにあたり今回のライブに登場する加瀬邦彦さん、大石恵三、女暴走族など、40代前半ぐらいの人でも馴染みがないキーワードも出てくるがちょっと、検索をすれば味わい方もより深くなるものだろう。
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今宵のアサヤンが開演。前説は三又又三さんと長谷川かいま君が登場。三又「闇営業の時、いちいちメモするやついるんだよ。」かいま「博士がバイトなんかやめろ!って言ってたのに。。。最近は」と互いの持ちネタを披露しつつ、観客を沸かせる。三又さんの肩を抜いたしゃべりが普通に面白い。
そしてOPへ、定番のドルフィンソング佐野とかいまによる「歯医者」周りの言葉で固めるラップを披露。サエキけんぞうさんも手放しで褒めてくれる内容であった。
そしてほんの数時間前には池袋の駅前で街頭演説をしていた参議院選挙の出馬候補予定者の水道橋博士が登場。
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そして本日のメインゲストであるサエキケンゾウさんがかつての浅草橋ヤング洋品店のOP曲であった「君にマニョマニョ」と共に登場!
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かつてない構成でのっかけから歌唱披露するサエキさん。浅ヤンのOP映像ではなく、パール兄弟のMV付きでサエキワールドが全開である。そしてゲストのグレート義太夫さん。「医者には絶対、コロナに罹んないでね。」基礎疾患を抱える義太夫さんの渾身のギャグ、笑えて良かったですw。
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(水道橋博士、サエキけんぞう、グレート義太夫、高須SAN)
博士からはグレート義太夫さんのたけし軍団随一の語り部であることを紹介されながら、怒涛の芸能史&サブカル史が語られる。その一部のラインナップをご紹介しよう。
<芸能史&サブカル史>
・高須SAN、浅ヤンで「君にマニョマニョ」の抜擢された裏話。
・小林幸子さんが「君にマニョマニョ」熱唱した話
・テリー伊藤さんの中では〇〇になっている話
・バンド内では9位の曲だった話。けど。。。
・パール兄弟が何故、生き残ってこれたのか?話
・パール兄弟はムーライダース一派と近田春夫一派の融合の話
・音楽業界は慶応大学出身者が支えている話。
(金持ちの家に生まれたやつがミュージシャンになる。)
この辺の話は、実に興味深い。以前の近田春夫さんを迎えた電撃的東京の話も思い出す。
・近田春夫さんと鈴木慶一は「恋のぼんちシート」でつながってる話
・歯科医とロッカーの話
・Greeenは俺の心配を全部払拭している話。
・三又又三の家系は医者である。
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・当時、絶大な人気を誇る沢田研二さんのプロデューサーが加瀬邦彦さん
そんな加瀬さんのカバン持ちをしていた三又又三さんの「風」の話。
この辺の人間関係をよく知ると、味わい深い話が連発であった。
・サエキけんぞうさんが作詞で携わる
たけし軍団COUNTDOWN話。
・COUNTDOWNに入れなかったイメージダウン話。
・久保田利伸さんがデモテープを担当した話。
・なんでもビジネスにしてしまう副社長の話。
・ビートたけしさん激怒事件
松尾伴内への演歌ダメだし事件
・全日本冷やし中華愛好会を巡る話
・ビートたけしさんが文化人とつるまなかった話
・たけしさんがタモリさんを批判する話
・三又さんの思い出エピソード
たけしさんのフライデー事件で謹慎生活からのスーパージョッキーでの復活話。
これについては、本編でも流していない情報なのでこちらでも
ご紹介しましょう。たけしさんのカッコ良すぎる歌いっぷりをどうぞ。
・トビ木村さんなどとたけしさんは何故、酒を飲むのか?
・東京にも笑いの文化サロン、笑っていいとも増刊号の話
・サタデーインザパークからのサンデーインザパークの話
・女暴走族との打ち上げの話
・博士の「ホームで見かけた佐野元春話」
など、濃密なる芸能史が語られた。
また、特に今回のメインゲストであるサエキけんぞうのキャッチコピーセンスぶりには、私自身全く知らないものばかりで、サエキさんの時代を読み取る嗅覚ぶりを痛感させられるひと時であった。
その代表作を言えば「恋する惑星」である。ウォンカーワイ監督の作品の邦題が実はサエキさんのものであったりと、詳細はぜひライブをご視聴下さい。
そして最後にはグレート義太夫さんとのライブ。
・バカ野郎は愛の言葉
・ハレはれ
たけしさんがお気たけしさんが説の歌を披露。
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濃密なるサブカル小僧たちの宴の全貌はこちらから
そして次回は、松村邦洋さんがノムさんになる!
スタッフ:山崎尚哉 原田専門家 関口貴 島津秀泰
総合プロデューサー:水道橋博士
執筆者:島津秀泰(放送作家)
Twitter:@shimazujaoriya
Instagram:hideyasushimazu
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「Planet of Food」は世界の主婦と柴犬による食にまつわる異文化交流ショーです。おすすめ回、Cydonie名場面SP。日本にいれば圧倒的スターになっていたであろうCydonieさんの活躍シーンをまとめた回です。ぜひ、その目で確かめてください。
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