【最大の宣伝は「貢献」だ】by キンコン西野
このnoteは2020年12月11日のvoicyの音源、『西野亮廣ブログ』の内容をもとに作成したものです。
voicyの提供:おでんはしみしみ大根とたまごとウインナーが好き。ひまわりのおか さん
どうも。キングコングの西野亮廣です。
お笑い芸人をしたり、絵本作家をしたり、国内最大のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の運営をしたりしております。
さて、毎度お馴染みとなっておりますが、クラウドファンディング「SILKHAT」内で募集させていただいております『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』の受講者数が9400名を突破しました。本当にありがとうございます。
今日は、マーケティングについて、少し厚めにお話ししたいと思います。
…たとえば、僕のオンラインサロンって、現在、7万2000人のメンバーが在籍しているんですね。
主にはFacebookを利用しているのですが、インスタグラムやnoteで展開しているサロンも含めるともう少しいます。
で、Facebookの方では「県人会」というものがあって、各都道県ごとにメンバーが振り分けられていて、「地元の情報」を掬い上げられるようになっています。
災害時なんかは、これが非常に機能します。
今年の熊本の水害の時も、この「県人会」にかなり救われました。
んでもって、この「県人会」って、誰でも記事を投稿できる権利があるんです。
ただし、一応、管理人のチェックがあって、「メンバーの皆様にとって有益」という判断させてもらった記事のみ、タイムラインに反映させていただいています。
承認制なのですが、承認されれば、本当にたくさんの方に自分の記事を読んでもらえることになるわけです。
この時、2種類の人が生まれます。
「たくさんの人に自分の宣伝ができるチャンス」
と考える人と、
「たくさんの人を後押しできるチャンス」
と考える人。
どっちの人が応援されると思います?
まぁ、後者ですよね。
皆を勝たせようとする人が応援されるし、結果的に、それが一番その人の宣伝に繋がっている。
ここで話を聞く分には、「そりゃそうだろ」となっていると思うんですが、
でも、
いざ、ウン千人とかウン万人にアピールできるチャンスを迎えたら、ほとんとの人は、「たくさんの人に自分の宣伝ができるチャンス」と考えちゃう。
自分一人だけが勝つことを考えちゃうんです。
これ、面白いですよね。
実際に県人会の方に投げられる記事は、
「新商品が出ました。買ってくださ〜い」
「今度、こんなイベントします。来てくださ〜い」ばかり。
もちろん、秒速で却下させていただきます。
だって、そんなものを全て採用してしまうと、県人会のタイムラインが宣伝板になっちゃうわけじゃないですか?
わざわざ宣伝板を読みに来る人なんていないでしょ?
宣伝板になっちゃったら、宣伝効果なんて無いんです。
あと、当たり前ですけど、街中で、知らない人がいきなり目の前にやってきて、「買って!買って!私が作った、この商品を買って!」と言ってきたら、「ごめんなさい」と断るじゃないですか?
メチャクチャうざいですよね?
でも、自分がやられて嫌なのことを、やる人って、結構いるんです。
とにかく目先のお金に走っちゃう。
それらは迷惑行為なので、もちろん却下です。
採用されるのは、キチンと「記事を読む人のメリット」が設計されている記事で、結果的に、その球を投げ続けている人が、ずっと宣伝され続ける。
基本、「知らない人」です。
てめえのことなんて、誰も知らないんです。
知らない人の戦い方のセオリーって、1歩目は「貢献」です。
社会に貢献すればするほど「応援される人」になって、結果的に自分の商品やサービスの宣伝に繋がる。
無名の人間の最大の宣伝は「貢献」なんですね。
ここをすっ飛ばして、「俺の商品買って」「私の商品買って」と言った感じで、他人の時間とお金を奪うことしか考えていない人間が勝てるわけがないんです。
昔話とかによく出てくるイジワル爺さんのソレです。
でも、身の回りに結構いません?
自分のSNSのタイムラインで、ひたすら「買って買って!」「来て来て!」と言い続けている人。
その人がすでに信頼を獲得していて、応援される人だったら話は別ですが、基本、テイカーにはペンペン草一つ生えない。
でね、今日の話のポイントは、「テイカーは一つも得をしないよ」ということではないんです。
「『テイカーは一つも得をしないよ』ということを何度も口うるさく言っている西野のサロンでも、テイカーが発生している」ということです。
「皆、頭ではわかっていることでも、自分のことになると、思っている以上に周りが見えなくなる」ということを自覚しておいた方がいいと思います。
『西野亮廣オンライン講演会 ~マーケティング講座【上級編】~』に興味がある方は、クラウドファンディング「SILKHAT」のプロジェクトページからご参加ください。
(※参加はコチラから↓)
そして、最後になりますが、お知らせです。
映画『えんとつ町のプペル』の公開まで、あと2週間となりました。
すでに、関係者向けの試写会が始まっておりまして、もうメチャクチャ評判がいいです。
昨日、仕事で小山薫堂さんとご一緒させていただいたのですが、小山さんの方から、突然、「試写会に行った友人から聞いたのですが、プペルの内容、すごいことになってるみたいじゃないですか?友人が大絶賛してました」と声をかけられたんです。
この角度からの感想って、最高に嬉しいじゃないですか。
早く、皆さんにお見せしたいです。
僕は宣伝します。
映画『えんとつ町のプペル』の公開は12月25日。
クリスマス。
公開まで、あと2週間です。
お楽しみに。
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2020年12月25日公開!
映画『えんとつ町のプペル』
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