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美容室の「ギフトショップ化」で見えてきた新しい市場と、勝手にニシノコンサル

このnoteは2020年4月5日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

おはようございます。
「ステイホーム」が叫ばれているこのタイミングで、ホームレス小谷が家を手に入れて、誰よりも説得力のある「ステイホーム」のメッセージを届けていることに感心しているキングコング西野です。
#コロナ中はステイホーム小谷に改名して

さて。
『美容室の“ギフトショップ化”で見えてきた新しい市場と、勝手にニシノコンサル』というテーマでお話したいと思います。

スマホが普及して、電話BOXを作る仕事が無くなった一方で、スマホの見過ぎによる姿勢の崩れを整える整体師さんの仕事が増えました。

聞けば、コロナの感染拡大に伴い、僕の友人が通っている美容整形外科が繁盛しているそうです。
コロナのおかげで、基本は家にいなきゃいけないし(ステイホーム!)、外に出たとしてもマスクを着用しなきゃいけないので、鼻や口を整形するのは今がチャンスなのだと。

面白いですね。

時代によって大きなエネルギーが動くと、「無くなる仕事」もあれば、「生まれる仕事」もあります。
仕事人は、誰よりも潔く「無くなるを整理し、誰よりも早く「生まれる仕事」に目を向ける必要があります。

そんな中、美容室の『NORA』さんが、どこよりも早く「ヘアカット」や「カラーリング」の前売り券サービス(有効期限3年)をスタートされました。

髪なんて、いずれ必ず伸びるし、いずれ必ず切るものなので、『前売り券』は必ず使うことになるので、そもそも「美容室×前売り券」は相性が良かったんですね。

面白いのはここからで、今度は『前売り券』をギフト(贈り物)として出してみたんです。

つまり、「買う人」と「利用する人」を別にしたんですね。
『絵本』や『ランドセル』のようなビジネスモデルです(※ランドセルビジネス)。

「どんなものかしら?」と思って、「カラーリング」の前売り券を、ウチの女性スタッフに贈ってみたところ、これが、すこぶる喜ばれる(マジで!)。

趣味の合わない服を貰っても困るだけだし、基本、『贈り物』は需要と供給が上手くいかないことが多いのですが、「ヘアカット」や「カラーリング」は、『権利』だけを贈れて、「どんな髪型にするか?」「どんな色にするか?」の決定権は、“贈られた側”にあるので、そりゃ「あざーーす!」なのです。

そして見えてきた新しい市場

僕は女性スタッフに贈りましたが、ところで、この「ヘアカット」や「カラーリング」のギフトは、どういった人が購入されるのでしょうか?

てなわけで、昨日、『NORA』の代表の広江さんに訊いてみたところ・・

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