見出し画像

西野亮廣が描いている未来

おはようございます。
手越祐也になりたくて、シミュレーションをすればするほど、手越祐也になれない気がするキングコング西野です……いや、西ニャンです。
 
さて。
今日は「西野亮廣が描いている未来」という話をしたいと思います。
4年前(まだサロンメンバーが数百名だった頃)から、このオンラインサロンに入ってくださっている方は、「おお!あの時のアレを、まだ狙っているのね」となるかもしれません。
 
4年前にサロンで話した未来構想の続きです。
 

環境がいろいろ整ってきた
 

「エンタメで世界を獲る」という目標を掲げて活動していると、ある地点で『土地の壁』にブチ当たります。
 
簡単に言うと、「人が集まりやすい場所は、もう取られている」という問題です。

空襲で狙われるのは、「軍事施設」か、「人が集まっている場所」で、日本だと大きな街が焼け野原となり、戦後は、「一等地(利便性の良い土地)がそこそこ空いている」という状態がありました。
 
その時に一等地をガッサーと押さえた人はいて…そして、これは戦争に限らず、海外に目を向けても、「車」や「鉄道」のインフラが整ったタイミングで、「乗り物で行ける距離にある土地」をガッサーと押さえた人がいます。
 
当然、そんな良い場所は誰も手離さない。
 
つまり!!
 
こと「土地」に関しては、「早い者勝ち」という世界線で、後発組が圧倒的に不利です。
#ふざけやがって
 
ただ、嘆いたところで何かが変わるわけじゃないので、「地球をもう一個作っちゃって、そこで伸び伸びやろーう!」と4年前の西野は元気良く言ったわけですね。
 
その時は、なんかヤベエ奴みたいな雰囲気になったのですが、そんな変な話じゃなくて、「インターネット上に仮想世界を作って、そこでも生活できるようにしよう」という、今でいうところの『メタバース』的な話です。
(※『竜とそばかすの姫』みたいな世界)
 
仮想世界を作って、その世界の土地を売ったり、
その世界を歩き回る時の(アバター用の)洋服を売ったり、
美容室を用意したり、
あとは、仮想世界の中に劇場を作っちゃって、そこでミュージカルとかが観れるようにする……みたいな話をしたのですが、当時はまだまだ技術が追いついてなかったんです。
 
ところが、そんな夢物語を夢のままで終わらせない必殺技を人類はこの数年で手にしました。
『VR』と『ブロックチェーン』です。


以前、NFTの勉強会の時に国光さん(株式会社Thirdverse代表)が、「仮想世界にある自分の家(あるいは自分の美術館)に飾るデジタルアートをNFTで売ったり…」という話をされていて、たしかな手触り感を持って仮想世界を捉えられるようになったことを覚えています。
 
「あぁ、いよいよ、この未来が来るんだなぁ」と。
 

「キャラクター」ではなくて、「行きたくなる町」を作る。
 

足の悪い子が歩き回れる世界があると最高だなぁと思って、現実世界とファンタジー(仮想世界)の境界線を曖昧にして(グラデーションにして)、現実世界とファンタジーを行ったり来たりできるようにしてやろうと思った西野先生。
 
「仮想世界の主役は、現実世界同様『自分』なので、【愛でたいキャラ】じゃなくて、【行きたい町】を作ることが大事だよ」とか何とか言って、『えんとつ町』を作りました。
 
現在、現実世界で「飛び地」のようにある「えんとつ町」ですが、それをインターネットの中にガッツリと作り込んでしまう。
 
仮想世界「えんとつ町」の中にある『プペルシアター』では毎夜ミュージカルがおこなわれていて、
お金(仮想通貨)を払って、それを観に来るアバター達がいて、
そのアバター達を管理するアバター(警備員)に、ミュージカルの運営がお金(仮想通貨)を払う。
 
…こんな感じで、現実世界から「えんとつ町」に出稼ぎに行く人が生まれたら、デタラメで面白い。
 
※個人的には仮想世界にしか存在しない「Comet Whinny」という子会社を作ってやろうかと思ってます。
 
ただ、こんなことは今、考えている人は考えているので、ぶっちゃけ「仮想世界(メタバース)」を作るだけでは価値がないと思っています。
#仮想世界は無限に量産されるから
 
大切なのは「行きたくなる仮想世界」を作ることで、その為には、その町のビジュアルや、文化、その町でおこなわれているイベントを、どの町よりも魅力的に作り込まなければなりません。
 
仮想世界(えんとつ町)の中にある『プペルシアター』で毎夜おこなわれているファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』が、人(アバター)がたくさん集まる人気ミュージカルになれば、「『プペルシアター』の隣に店を出したい」という人が出てくるので。
また、そこに人が集まる。
#仮想世界の不動産をNFTで販売する
 
今、話題になっているメタバース競争は、『町の景観』『文化』『イベント』…この3つを押さえたもん勝ちだろうだなぁと思っていて、「それなら勝てるなぁ」と思っている鬼西野です。
 
今日は12時に、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の2階席チケットの発売開始と、そしてそして、いよいよ『映画 えんとつ町のプペル』のDVD情報がリリースされます。
 
※映画プペルの公式Twitterで発表になると思うので『#えんとつ町のプペル』を付けて、引用リツイートしていただけると好きです。
#していただけると好きです
 
そして、もう1つ!!
 
明日の朝7時に、今度は海外(アメリカ方面)の情報が解禁されます。
これもまた『映画 えんとつ町のプペル』絡みです。
 
映画を観てくれた世界中の子供達に、「実は、この世界……今から行けるんだぜ?」と言って、驚かせてやりたいです。
 
人間の想像が追いつかないような、誰よりもデタラメなことをします。
頑張りまーす。
 
現場からは以上です。
 
【追伸】
サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。
 
【本日12時スタート】
ファミリーミュージカル「えんとつ町のプペル」の2階席のチケット購入・予約はコチラ↓

https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2182582

▼西野亮廣の最新のエンタメビジネスに関する記事(1記事=2000~3000文字)が毎朝読めるオンラインサロン(Facebook版)はコチラ↓

このnoteは2021年9月22日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?